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中国外貨準備高、6月末時点で3.21兆ドル 予想外に増加
2016年7月7日 / 08:36 / 1年後

中国外貨準備高、6月末時点で3.21兆ドル 予想外に増加

[北京/上海 7日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)が発表した6月末時点の外貨準備高は3兆2100億ドルで、5年ぶりの低水準となった5月末時点から134億ドル増と予想外に増加した。過去14カ月で最大の伸びとなった。

市場は3兆1700億ドルに減少すると予想していた。

ANZ(香港)のシニアエコノミスト、レイモンド・ユン氏は、外貨準備の増加は円高により円建て資産の評価額が上昇したことによるもので、驚きではないと指摘した。

人民銀行の元安容認で人民元が5年半ぶりの安値に下落するなか、資本流出への懸念が強まっている。

しかしユン氏は、当局の効果的な資本規制が6月に外貨の流出を食い止めたと指摘。英国の欧州連合(EU)離脱決定による中国の外貨準備への影響は限定的なものにとどまるとの見方を示した。

「英国の離脱は外貨準備の水準に影響しないだろう。今年下期の欧州向け輸出が不透明な状況になるが、中国の資本規制を背景に、ドル建ての外貨準備は基本的に現在の水準を維持する」と語った。

その一方でロイヤル・バンク・オブ・カナダのアジア外為部門のストラテジストは、為替の投機取引に近いとされる香港経由の輸入水増しが過去最高水準にあることを理由に、資本の流出は公式なデータよりも大規模との見方を示した。

キャピタル・エコノミクスのアナリストは顧客向けリポートで、人民銀が元買い介入を行っている形跡があるが、年初ほど大きな規模ではないと指摘した。

「2015年終盤から16年初めにかけて月当たり1200億ドル流出していたが、それに比べれば資金流出はかなり管理可能な水準になっていることはほぼ疑いない」と分析した。

ただ人民銀が元の下落を容認し続ければ、再び大規模な資金流出につながるリスクがあると警告した。

6月末時点の中国の金準備高は5862万ファイントロイオンスとなり、5月末時点の5814万ファイントロイオンスから増加した。

*一部数字を修正して再送します。

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