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中国の2月製造業PMI、予想以上の低下 雇用状況が悪化
2016年3月1日 / 06:31 / 2年前

中国の2月製造業PMI、予想以上の低下 雇用状況が悪化

 3月1日、中国国家統計局と財新/マークイットが1日にそれぞれ発表した2月の中国PMIは、いずれも景況改善と悪化の分かれ目となる50を下回り、予想以上の落ち込みとなった。 山東省の工場で撮影。提供写真(2016年 ロイター)

[上海 1日 ロイター] - 中国国家統計局と財新/マークイットが1日にそれぞれ発表した2月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は、いずれも景況改善と悪化の分かれ目となる50を下回り、予想以上の落ち込みとなった。景気をさらに冷え込ませないために刺激策が必要との見方が強まりそうだ。

中国人民銀行(中央銀行)が前日、予想外の預金準備率引き下げに踏み切ったことから、一部ではPMIが弱い内容になるのではないかとの見方が出ていた。

国家統計局が発表した製造業PMIは49.0と1月の49.4から低下し、2011年11月以来の低水準となった。市場の予想は49.3だった。

大規模の国有企業に焦点を当てている国家統計局のPMIに対し、調査対象に中小企業が多く含まれる財新の製造業PMIは48.0と前月の48.4から低下し、12カ月連続で50を下回った。市場予想48.3。

シンガポールを拠点とするコメルツ銀行の新興国担当シニアエコノミストは顧客向けリポートで「PMIは市場の予想よりもかなり弱かった。低迷する製造業を支援する上で最近の金融緩和は限定的な効果しか及ぼしていない」と分析した。

その上で「人民銀は第1・四半期に政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ、年末までに預金準備率をさらに100─150bp引き下げる」と予想した。

どちらのPMIも労働市場が引き続き悪化していることを示している。財新のPMIは雇用の状況を示す指数が47.0から46.0に低下し2009年1月以来の低水準となった。国家統計局のPMIでは雇用指数が過去3年半低下している。

PMIデータは季節調整済みだが、毎年異なる中国の旧正月日程の影響で1月と2月の数字を正確に把握するのは難しい。旧正月前後は経済活動が通常ほど活発にはならない。

<サービス部門も減速か>

2月はサービス部門にも不安要因が見られた。統計局が発表した非製造業PMIは52.7で、50は上回ったものの1月の53.5から低下し、2008年終盤以来の水準となった。

これまでサービス業は製造業の余剰を吸収してきたが、製造業の不振が続き失業者が増える中で、アナリストの間ではどこまで強さを保てるか懸念する声が高まっている。

ANZのエコノミストは今回の統計について、顧客向けリポートで「2016年に6.5─7%の成長率目標を達成するために、今週末開幕する中国全国人民代表大会(全人代)で一段の措置が打ち出されるだろう」と指摘。

「投資を下支えするために財政政策で先手を打つ必要がある」とし、政府支出を増やすため2016年の財政赤字は国内総生産(GDP)比3─4%と15年の2.3%から拡大すると予想した。

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