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中国第4四半期GDPは予想上回る、16年成長率は6.7%
2017年1月20日 / 03:34 / 8ヶ月前

中国第4四半期GDPは予想上回る、16年成長率は6.7%

 1月20日、中国国家統計局が発表した第4・四半期GDPは前年同期比6.8%増で、市場予想の6.7%増をやや上回った。前期比で成長率が加速したのは2年ぶり。政府歳出の増加と過去最高水準にある銀行融資が寄与した。写真は北京で2015年12月撮影(2017年 ロイター/Damir Sagolj)

[北京 20日 ロイター] - 中国国家統計局が発表した第4・四半期国内総生産(GDP)は前年同期比6.8%増で、市場予想の6.7%増をやや上回った。前期比で成長率が加速したのは2年ぶり。政府歳出の増加と過去最高水準にある銀行融資が寄与した。

エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)のエコノミスト、トム・ラファティ氏は「第4・四半期GDPの回復が今年に入っても拡大するとは思わない」と指摘。「不動産市場の減速やコモディティーセクターの供給不足への対策により、需要や生産が押し下げられるだろう」と述べた。

第4・四半期も住宅市場が成長を支援した。12月の不動産投資は11.1%増加。一部の大都市では住宅価格がさらに冷え込む兆しが出ているが、11月の5.7%増から加速した。

個人消費も好調で、12月の小売売上高は前年比10.9%増と1年ぶりの大幅な伸びに。自動車や化粧品の売り上げが増えた。

一方、昨年の固定資産投資は同8.1%増となり、1999年以来の小幅な伸びに。12月の民間企業による投資が再び鈍化した。ロイターの算出によると、民間セクターによる固定資産投資は4.07%増と、11月の4.93%増を下回った。

安定化の兆しが見える中、政策当局者はロイターに対し、中国指導部は今年の成長率目標を6.5%前後に引き下げると予想。債務リスクを低減する改革推進のための余地を設けるのではないかとみる。

ING(シンガポール)のエコノミストであるティム・コンドン氏は「経済的安定性は常に重要だが、今年は秋に中国共産党第19回全国代表大会を控えているだけになおさら優先順位が高い」と述べた。

2016年の伸び率は6.7%となり、政府目標の6.5─7%は達成したが、26年ぶりの低成長となった。

ロイター調査のエコノミストは年間のGDPについても6.7%の成長を予想していた。第3・四半期GDPは6.7%増だった。

第4・四半期GDPは前期比で1.7%増と、前期の1.8%増から若干減速。アナリスト予想と一致した。

PIMCOの新興市場ストラテジスト、ジーン・フリーダ氏は、「17年に入って成長率は安定したようだが、第2・四半期はさらなる減速が避けられない」と分析。

「成長率は大規模な財政・金融刺激策を講じて初めて安定化したが、公的および民間債務の対GDP比率は今年、285%を超える公算が大きい」と述べた。

不動産ブームが陰りを見せ始め、これまでの刺激策の効果が剥げ落ちるとみられるなか、17年の先行きについては不透明感が増している。

*内容を追加します。

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