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人民元、もはや過小評価されていない=IMF
2015年5月26日 / 09:44 / 2年後

人民元、もはや過小評価されていない=IMF

[北京 26日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は26日、最近の大幅上昇を受け、中国の人民元はもはや過小評価されていない、と指摘した。ただ、中国政府は変動相場制への移行に向けて改革を加速させるべきとの考えを示した。

 5月26日、国際通貨基金(IMF)は、中国は2015年の経済成長率が6.5%を下回った場合、財政政策を強化すべき、との見解を示した。上海で2014年12月撮影(2015年 ロイター/Aly Song)

IMFはこれまで、中国の人民元が「やや過小評価されている」との見解を示していた。人民元は、ドル以外の大半の通貨に対してここ数カ月、大幅に上昇した。

IMFは「人民元の過小評価がこれまで大きな不均衡の要因だったが、実効為替レートの過去1年間の大幅上昇により、もはや過小評価されているとは言えない水準になった」と指摘した。

人民元の上昇にもかかわらず中国の貿易収支が引き続き高水準の黒字を記録している点については、改革の必要性を示していると指摘。過度の貯蓄を減らし、持続可能な対外バランスの達成に向けて改革を実行することが当局の課題だとの認識を示した。

IMFは、中国は持続不可能な信用と投資の伸びというリスクに直面しているとし、より柔軟な人民元相場などの改革を加速させるべきと指摘。「2─3年以内に効果的な変動相場制を実現させることを目指すべきだ」との考えを示した。

さらに、中国は2015年の経済成長率が6.5%を下回った場合、財政政策を強化すべき、との見解を示した。

一方、景気が上振れた場合には、信用や投資の伸びを抑制するための措置を講じるべきだ、との認識を示した。

IMFは「経済指標を踏まえ、成長率が7%を突破すると判断した場合、当局はぜい弱性を迅速に減らす機会を活用すべきだ」と指摘した。

IMFは、2015年の中国経済の成長率を6.8%と予想。2016年は6.25%に鈍化するとの見通しを示した。

2014年に7.4%を達成した中国経済成長は、今年第1・四半期には7%に減速し、第2・四半期には一段の鈍化が見込まれている。そのため、今年の成長率は政府目標の7%にとどかない可能性がある。

*内容を追加して再送します。

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