欧州市場サマリー(28日)
1302GMT 27日
ユーロ/ドル 1.4795 1.4808
ドル/円 91.210 91.790
ユーロ/円 134.97 135.92
28日終値 前営業日終値
株 FT100 5080.42(‐120.55) 5200.97
クセトラDAX 5496.27(‐138.75) 5635.02
金 現物午後値決め 1031.75 1036.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 99.240 (+0.005) 0.402(0.409)
独連邦債2年物 1.297(1.314)
独連邦債10年物(12月限) 121.71 (+0.19) 3.255(3.266)
独連邦債30年物 4.022(4.047)
<為替> 円とドルが上昇。株安に加え、世界経済の成長見通しに懐疑的な見方が広がるなか、リスク回避の動きで両通貨に逃避的な買いが入ったという。
<株式> ロンドン株式市場は大幅反落し、FT100種総合株価指数は3週間ぶり安値で引けた。BGグループが(BG.L: 株価, 企業情報, レポート)決算が大幅減益となったことを背景にエネルギー株が売られ、相場を押し下げた。鉱山株も軟調な金属価格に連れ安となった。
米商務省が発表した9月の新築1戸建て住宅の総販売戸数が前月比3.6%減と予想外に減少したことも相場を圧迫した。減少は半年ぶり。
FT100種総合株価指数は単日では7月2日以来の大幅な下落率となった。
BGCパートナーズのシニアパートナー、デビッド・ ビュイック氏は「(相場は)過去7カ月間で50%上昇しており、何かしらの譲歩の必要がある。われわれはただ実態を把握しようとしている」と述べた。
鉱山株の下げが目立った。エクストラータ(XTA.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロンミン(LMI.L: 株価, 企業情報, レポート)、リオ・ティント(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)、BHPビリトン(BLT.L: 株価, 企業情報, レポート)が6.1―9.4%下落した。
ベダンタ・リソーシズ(VED.L: 株価, 企業情報, レポート)が4.2%安。バークレイズ・キャピタルが投資判断を「オーバーウエート」から「イコールウエート」に引き下げた。29日に第3・四半期の生産報告を発表するカザキミス(KAZ.L: 株価, 企業情報, レポート)が9.1%値を下げた。
エネルギー株ではBGグループが3.3%安。天然ガスと石油価格の下落を背景に第3・四半期の純利益が44%減の4億8400万ポンドとなった。ただ営業利益は予想を上回った。
BP(BP.L: 株価, 企業情報, レポート)が1.7%下落。シティグループが投資判断を「バイ」から「ホールド」に引き下げた。29日に決算発表を控えるロイヤル・ダッチ・シェル(RDSa.L: 株価, 企業情報, レポート)は1.2%、同じくケアン・エナジー(CNE.L: 株価, 企業情報, レポート)は5.2%それぞれ値を下げた。
銀行株は一段安。蘭ING(ING.AS: 株価, 企業情報, レポート)の事業分割発表が尾を引き、公的資金の注入を受けた銀行に対して同様の措置が求められるとの懸念が高まった。
バンク・オブ・スコットランド(RBS)(RBS.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロイズ・バンキング・グループ(LLOY.L: 株価, 企業情報, レポート)、バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)、スタンダード・チャータード(STAN.L: 株価, 企業情報, レポート)、HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)が1.3―6.1%下落した。
欧州株式市場は反落し、終値としては3週間ぶり安値をつけた。スペインのサンタンデール(SAN.MC: 株価, 企業情報, レポート)や独SAP(SAPG.DE: 株価, 企業情報, レポート)の決算が失望を誘ったほか、9月の米新築住宅販売が予想外に減少し、相場を圧迫した。
FTSEユーロファースト300種指数は19.41ポイント(1.94%)安の980.23。8月17日以来の大幅な下げとなった。
DJユーロSTOXX50種指数は56.71ポイント(2.00%)安の2778.46。
銀行株がこの日の下落分の大半を占めた。サンタンデールは3.4%安。1─9月期決算は2.8%減益となった。
BNPパリバ(BNPP.PA: 株価, 企業情報, レポート)、HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)、UBS(UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)は1.4─3.8%安。
アイルランドのアライド・アイリッシュ・バンク(ALBK.I: 株価, 企業情報, レポート)は16.6%安、バンク・オブ・アイルランド(BKIR.I: 株価, 企業情報, レポート)は25%安。政府による銀行救済策の不透明性をめぐり懸念が増大している。
ハイテク株のSAPは7.7%安。新興国や日本市場の軟調を理由に、売上高見通しを引き下げた。
9月の米新築1戸建て住宅の総販売戸数は前月比3.6%減の年率40万2000戸と、予想外に減少した。減少に転じたのは半年ぶり。ロイターが集計したアナリスト予想では44万戸に増加するとみられていた。
金属価格が下落するなか鉱山株も大きく売られた。
一方、ドイツテレコム(DTEGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)は1.1%高。トレーダーによると、同社の最高経営責任者(CEO)が2009年のガイダンスを確認した。バーキャップが、通信セクターの回復やリターンに関する明るい見方を示し、カバレッジを開始したことも支援した。
競合のフランステレコム(FTE.PA: 株価, 企業情報, レポート)、テレフォニカ(TEF.MC: 株価, 企業情報, レポート)、ボーダフォン(VOD.L: 株価, 企業情報, レポート)も買われた。
<ユーロ圏債券> 上昇。弱い米住宅指標を受けた米国債の上げに独連邦債が追随した。ただ、株式は世界的に軟調だったが、独連邦債や米国債の入札を市場が消化するなか、債券は大幅上昇とはならなかった。
ドイツでは41億ユーロ規模の5年物連邦債と18億5500万ユーロ規模の10年物インフレ指数連動債の入札が実施された。5年債入札では応札倍率が1.8倍と、おう盛な需要が見られた。
10年物の米国債と独連邦債との利回り格差は前日終盤の23ベーシスポイント(bp)から15bpに縮小した。
9月の米新築1戸建て住宅総販売戸数が予想外の減少となったことを受け、米国債が買われ、独連邦債が連れ高となった。ただ、410億ドル規模の米5年債入札後、大量の供給を市場が消化する中、利回り格差は18bpに拡大した。
米国では今週、総額1230億ドルの国債入札が実施される。
1720GMT時点で、独連邦債先物12月限は前日の清算値から19ティック高の121.71。一時は1週間ぶり高値の121.80をつけた。
独連邦債2年物利回りは2.5bp低下し1.282%。
同10年物利回りも1.6bp低下し3.253%。
2・10年物の利回り格差はほぼ変わらずの197bp。
10月の独消費者物価指数(CPI)速報値は、前年比横ばい、前月比では0.1%上昇と、いずれもロイターがまとめたエコノミスト予想と一致した。
モニュメント証券の債券アナリスト、マーク・オズワルド氏は「きょうのCPI速報値を見る限りでは、ドイツでは米英とは異なりインフレは当面問題にならないだろう」と述べた。
非ユーロ圏のノルウェー中央銀行は、政策金利を予想通り25bp引き上げ、1.50%とした。
トレーダーは「現在の景気サイクルで欧州の中銀として初の利上げと書きたてられるかもしれないが、債券市場では材料視されなかった。ノルウェーは景気後退もそれほど深刻ではない特別なケースだった」と述べた。
[東京 29日 ロイター]
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