TDKが10年3月期営業利益予想を上方修正、中国など好調

2009年 10月 29日 17:57 JST
 
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 [東京 29日 ロイター] TDK(6762.T: 株価, ニュース, レポート)は29日、2010年3月期の連結営業利益(米国会計基準)見通しについて、従来予想の135億円を154億円に上方修正すると発表した。中国などアジア向けの好調などが背景にある。

 昨年秋以降急速に落ち込んだ需要が回復に向かっているほか、合理化効果も寄与しており、第2・四半期(7─9月)の営業利益は90億4700万円(第1・四半期は36億円の赤字)と黒字転換しただけではなく、前年同期との比較で0.7%増とわずかながらではあるが増益となった。

 製品需要が回復し、1月に30─40%まで落ち込んだ工場稼働率は、足元では平均で80%まで復調。その背景には、中国、台湾、東南アジアなどで、家電製品、自動車、携帯電話、パソコン向けなどで幅広い分野で伸びを示していることがある。

 ただ、会社側ではアジア向けの拡大だけでは、収益の回復は物足りないものになるとみている。同社の上釜健宏社長は「中国が良くてもそれほど変わらない。やはり全体的な需要は米国がけん引する。米国が好調なら欧州にも波及するだろう。まだ回復基調にあるとは感じられず、今年のクリスマス商戦がカギを握る」と慎重な姿勢を崩していない。

 なお、第3・四半期以降の想定為替レートについては、ドル/円を90円、ユーロ/円を120円としている。

 一方、今後の展開については、新興国で目立つ低価格商品の分野でも得意分野であれば勝負ができるとした。その具体的な例として上釜社長は、電気自動車向けの直流電圧を別の直流電圧に変換するDC─DCコンバータを挙げ「これは電気自動車には絶対使われる製品で、体積と効率の勝負になるが、低価格にも十分対応できる技術を有している」と語っていた。

 
 

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