味の素、10年3月期営業益予想を490億円に上方修正

2009年 11月 6日 15:15 JST
 
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 [東京 6日 ロイター] 味の素(2802.T: 株価, ニュース, レポート)は6日、2010年3月期の連結営業利益予想を前年比20%増の490億円に上方修正すると発表した。従来予想の420億円に比べ、16.6%の上方修正となる。海外で調味料などの販売が好調なほか、原材料価格の低下が寄与する。

 営業利益予想は、トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト16人の予測平均値490億円と同水準になっている。

 連結売上高は1兆1950億円を1兆1800億円(前年比0.9%減)に引き下げた。為替円高により、上期だけで340億円の減収要因となったほか、チルド乳製品の取り扱いがなくなったこと、アミノ酸事業の販売単価下落による減収などが影響した。

 ただ、アジアで味の素や家庭用風味調味料の販売が好調なほか、前期に高騰した原材料価格の落ち着き、前期に実施した値上げの効果などが利益の押し上げ要因となる。原材料価格沈静化の影響は、120億円のプラス要因になっており、上期で38億円のマイナス要因となった為替円高の影響を吸収している。

 4―9月期で1億円の営業赤字となったアミノ酸事業について、長町隆常務執行役員は会見で「夏ごろから単価は上がってきたものの、粗糖の価格高騰やブラジルの通貨高の影響があり、下期も赤字を想定している」と、厳しい見通しを示した。

 一方、好調な海外でのさらなる展開については「中東のドバイに駐在員事務所を持っている。ドバイは東アフリカの中継地でもあり、中東、東アフリカでの展開を狙いたい」と述べた。 

 当期利益見通しは100億円で据え置いた。大野弘道執行役員財務部長は「年間で予定している構造改革費用が100億円で納まるかどうか不確実」として、据え置きの理由を説明した。

 09年4―9月の連結売上高は5847億円(前年同期比6.6%減)、営業利益は330億円(同63.3%増)、当期利益は216億円(前年同期は48億円の赤字)になった。

 営業利益の通期予想に対する進ちょく率は67.4%。前年同期の通期実績に対する割合は49.6%だった。

 (ロイターニュース 清水 律子記者)

 
 

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