キリンが09年12月期予想を上方修正、ビール類が好調
[東京 6日 ロイター] キリンホールディングス(2503.T: 株価, ニュース, レポート)は6日、2009年12月期の連結営業利益予想を前年比10.9%減の1300億円に上方修正すると発表した。従来予想の1250億円に比べ、4%の上方修正となる。
協和発酵キリン(4151.T: 株価, ニュース, レポート)の業績が上振れたほか、ビール系飲料(ビール、発泡酒、新ジャンル)の販売が業界を上回るペースで推移している。
営業利益予想は、トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト15人の予測平均値1308億円と同水準になっている。
売上高は2兆3000億円(前年比0.2%減)で据え置き、当期利益は600億円から450億円(同43.9%減)に引き下げた。生産拠点再編に伴う固定資産減損損失の計上などにより、当期利益は下方修正となっている。同社は、10月下旬に需給ギャップ調整のため、2010年をメドに栃木工場と北陸工場の生産終了を発表している。
09年1―9月の連結営業利益は前年同期比9.5%減の939億円になった。通期予想に対する進ちょく率は72.2%。前年同期の通期実績に対する割合は71.1%だった。
ビール系飲料のなかで伸びが続いている新ジャンル市場では、「のどごし<生>」が好調に推移。リニューアルした「一番搾り」も好調を持続しており、1―9月期のビール系飲料の販売数量は、業界平均を上回ったという。ただ、豪ドル安/円高によりライオンネイサン社の収益が減少したことから、酒類事業は売上高は7.6%減、営業利益は7.3%減となった。一方、主にナショナルフーズ社の業績改善により、飲料・食品事業部門は0.9%増収、39.8%営業増益と大幅増益となった。
当期利益は、417億円(前年同期比56.4%減)と大幅減益となった。前期には、協和発酵工業株式交換により持分法変動利益を計上していたため。
(ロイター日本語ニュース 清水 律子記者)
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