パナソニックが11年3月期業績予想を上方修正、薄型テレビなど好調
[東京 29日 ロイター] パナソニック(6752.T: 株価, ニュース, レポート)は29日、2011年3月期の連結営業利益(米国会計基準)予想を前年比62.8%増の3100億円に上方修正したと発表した。
従来予想は2500億円。薄型テレビの世界販売が伸びているほか、新興国を中心にエアコンなど白物家電の売り上げが好調だという。
営業損益予想はトムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト13人の予測平均値2804億円を上回った。売上高予想も8兆9000億円(従来予想8兆8000億円)に、当期純利益予想850億円(同500億円)に、それぞれ上方修正した。通期の想定為替レートはドル/円89円、ユーロ/円112円に修正。期初は、ドル/円90円、ユーロ/円が120円を想定していた。
10年4―6月期の連結業績は、売上高が前年比35.5%増の2兆1611億円、営業損益が838億円の黒字(前年同期は201億円の赤字)、当期損益が436億円の黒字(同529億円の赤字)だった。昨年末に連結化した三洋電機6764.Tの売上高が増収に寄与したほか、海外を中心にデジタル家電や白物家電の販売が伸びた。特に、中国でエアコンの販売が好調だったという。
4―6月期の薄型テレビ販売は前年比55%増の455万台だった。液晶テレビが同66%増の254万台で、プラズマテレビが同43%増の201万台の内訳。11年3月期の薄型テレビ販売は2100万台の計画を据え置いた。
記者会見した上野山実常務は「テレビ販売は計画よりも進んでいる」と述べた。4―6月期の3次元(3D)対応テレビの販売実績は非公表だが「予定よりも3倍の数字が上がった」(上野山常務)という。11年3月期の薄型テレビ事業の損益は3年連続で赤字の見通しだが、上野山常務は、テレビの販売が好調なことを指摘した上で「順調に収益の改善は進んでいる」とし「年間の赤字はできるだけ抑えたい」との意向を示した。
13年3月期までに薄型テレビの設備投資は4450億円を計画しているが、追加的な設備増強については「将来が大きく変わる可能性があるなら考えなければいけないが、今の時点では、少なくともこの1年間は(計画が)変わることはない」とした。
(ロイター日本語ニュース 村井 令二)
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