欧州市場サマリー(8日)

2009年 07月 9日 05:34 JST
 
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     1249GMT       7日

ユーロ/ドル   1.3881 1.3920

ドル/円    94.140 94.860

ユーロ/円   130.72 131.97

              8日終値     前営業日終値

株 FT100 4140.23(‐46.77) 4187.00

  クセトラDAX     4572.65(‐25.54) 4598.19

金 現物午後値決め 918.00   924.00

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(9月限)  99.070 (+0.010)  0.440(0.465)

独連邦債2年物 1.185(1.223)

独連邦債10年物(9月限) 122.41 (+0.66) 3.266(3.306)

独連邦債30年物   4.074(4.097)

 <為替> ドルと円が幅広い通貨に対して上昇。景気回復をめぐる楽観的な見方が後退するなか、投資家はリスク回避姿勢を強めており、主要国首脳会議(ラクイラ・サミット)の声明や米企業の決算待ちとなっている。

 <株式> ロンドン株式市場は3日続落。銀行・石油・鉱山株が売られ、ディフェンシブ株の若干の上げを打ち消した。

 FT100種総合株価指数は2カ月超ぶりの安値で引けた。

 ETXキャピタルのシニア株式トレーダー、マーク・プリースト氏は「米国に方向性を探っているが、何も得られていない。現時点のトレンドは残念ながら明らかに下向きだ。IMFが(世界経済は)景気後退から脱しつつあると指摘したものの、市場は納得していない」と述べた。

 銀行株は、IMFの世界経済見通し修正やダーリング英財務相が今週発表を予定している金融規制改革案に圧迫された。同相は金融危機再発防止に向け、金融機関への規制厳格化および当局の調査権限強化を盛り込んだ改革案を発表する方針。

 ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)(RBS.L: 株価, 企業情報, レポート)、バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)、HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロイズ・バンキング・グループ(LLOY.L: 株価, 企業情報, レポート)が1.9―4.5%下落した。

 米原油先物が2.2%下落し1バレル=61ドルを下回ったことを受け、エネルギー関連株が売られた。

 BP(BP.L: 株価, 企業情報, レポート)、ガスのBGグループ(BG.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロイヤル・ダッチ・シェル(RDSa.L: 株価, 企業情報, レポート)、ケアン・エナジー(CNE.L: 株価, 企業情報, レポート)、タロー・オイル(TLW.L: 株価, 企業情報, レポート)が0.4―3%下落した。

 タロー・オイルは、原油価格の下落を背景に上期の売上高が23%減少するとの見通しを示したことが嫌気された。

 鉱山株はまちまちな金属価格を背景に下落。景気後退からの完全な回復への道のりは依然遠い、との南アフリカのシャバング鉱業・エネルギー相の発言も圧迫材料となった。

 フレスニロ(FRES.L: 株価, 企業情報, レポート)、ベダンタ・リソーシズ(VED.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロンミン(LMI.L: 株価, 企業情報, レポート)、エクストラータ(XTA.L: 株価, 企業情報, レポート)、アングロ・アメリカン(AAL.L: 株価, 企業情報, レポート)が3.8―4.5%安だった。

 ディフェンシブ銘柄の医薬品株は逆行高。グラクソ・スミスクライン(GSK.L: 株価, 企業情報, レポート)が1.6%上昇した。

 携帯電話大手ボーダフォン(VOD.L: 株価, 企業情報, レポート)も0.9%高。ドイツにおける高速通信網の使用をめぐり、ドイツテレコム(DTEGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)と合意に達した。

 欧州株式市場は5営業日続落し10週間ぶり安値をつけた。さえない経済指標など景気回復が速やかに進まないことを示す兆しが強まった。

 FTSEユーロファースト300種指数は9.24ポイント(1.12%)安の817.12。出来高は90日平均水準の80%程度だった。

 DJユーロSTOXX50種指数は29.57ポイント(1.27%)安の2291.33。 金融株の下げが目立った。HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)、サンタンデール(SAN.MC: 株価, 企業情報, レポート)、UBSVX>、BNPパリバBNPP、アヴィヴァ(AV: 株価, 企業情報, レポート)、KBCグループKBC、リーガル・アンド・ジェネラルLGEN、アクサAXAFが1.9―8.7%安となった。

 主要国首脳会議(ラクイラ・サミット)の声明草案で、主要8カ国(G8)は、世界経済は依然として「かなりのリスク」に直面しており、一段の支援が必要になる可能性があるとの認識を示した。

 国際通貨基金(IMF)も2009・10年世界経済見通しを修正し、世界経済について、景気後退から脱しつつあるものの回復は緩慢なものとなり、各国政府の政策は引き続き当面景気を下支えるものでなければならないとの見解を示した。

 欧州連合(EU)統計局が8日発表した第1・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)伸び率改定値は前年比マイナス4.9%となり、市場予想のマイナス4.8%を下回った。

 自動車株が軟調だった。ルノーRENAが7.5%、プジョーPEUPが5.1%、ダイムラーDAIGnが2.3%それぞれ下落した。

 米原油価格が軟調となったことから、石油株が値下がりした。

 金属価格にともない鉱山株が売られた。エクストラータXTA、アングロ・アメリカンAAL、ベダンタ・リソーシズVED、リオ・ティントRIO、ロンミン(LMI: 株価, 企業情報, レポート)、アルセロールミタルISPAが1.3―4.9%安となった。

 景気の早期回復をめぐり懐疑的な見方が強まるなか、医薬品・通信・公益事業などのディフェンシブ銘柄には買いが入った。

 医薬品株ではグラクソ・スミスクライン(GSK: 株価, 企業情報, レポート)、ロシュ(ROG: 株価, 企業情報, レポート)、ノバルティスNOVNが0.6―1.5%上昇した。

 英携帯電話ボーダフォンVODは0.7%高。

 <ユーロ圏債券> 上昇し、独連邦債先物が2カ月ぶり高値をつけた。域内経済の早期回復観測が若干後退するなか、欧州株式は10週間ぶり安値をつけた。

 9日のイングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会では金利据え置きが予想されるなか、独連邦債が英国債をアンダーパフォームした。

 ビーニ・スマギ欧州中央銀行(ECB)専務理事の景気回復見通しをめぐる不透明性は高いとの発言が相場を支援した。

 ゴンサレスパラモECB専務理事も、2010年半ばに域内経済がプラス成長に戻るとの見通しには不透明感があるとの見方を示した。

 欧州連合(EU)統計局が8日発表した第1・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)伸び率改定値は前年比マイナス4.9%と、ロイターによる市場予想(マイナス4.8%)を下回り、ECB当局者の見解を裏付ける格好となった。

 ただ、5月の独鉱工業生産指数は前月比3.7%上昇し、予想の0.5%上昇を大きく上回ったことから相場をやや圧迫した。

 前日実施された米3年債入札で結果がまちまちの様相を呈し、欧州債券相場上昇にやや水を差した。

 米3年債入札の応札倍率は長期的な平均値は上回ったものの、5・6月に実施された入札の水準を下回った。間接入札者の落札比率は、長期的な平均値および最近実施された入札の水準を上回った。

 1523GMT時点で、独連邦債先物9月限は48ティック高の122.21。一時5月6日以来の高値となる122.31まで上昇し、100日移動平均を試した。

 独連邦債2年物利回りは3.3ベーシスポイント(bp)低下し1.19%。一時3月6日以来の低水準をつけた。

 同10年物利回りは3.4bp低下し3.271%。2・10年物のイールドカーブは前日終盤時点からほぼ変わらずの208bp付近となった。

 FTSEユーロファースト300種指数はこの日5営業日続落した。ポルトガルが実施した11億1500万ユーロの国債入札への需要は、1カ月前に行われた同様の入札の水準を下回った。

              [東京 9日 ロイター]

 
 

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