東京株式市場・大引け=7日続落、円高嫌気・SQ前で様子見
日経平均 日経平均先物9月限
終値 9291.06 -129.69 終値 9310 -100
寄り付き 9342.33 寄り付き 9350
安値/高値 9291.06─9384.24 安値/高値 9270─9390
出来高(万株) 208017 出来高(単位) 73279
[東京 9日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は7日続落となった。急激な円高進行を嫌気して終日、売り優勢だった。やや持ち直す場面もあったが、明日10日のオプションSQ(特別清算指数)算出を控えて徐々に見送りムードが強まり、大引けにかけて下げ幅を拡大。終値で9300円を割り込んだ。
市場では「2日の6月米雇用統計で弱い数字が出て以降、経済指標面でも為替面でもマイナス材料が相次いでいる。景気回復期待を背景にした市場の楽観的なセンチメントから一転、弱気に変わった。これまで以上に、超短期筋の売買が相場を支配している」(国内証券投資調査部)との声があがった。
東証1部騰落数は値上がり293銘柄に対して値下がり1318銘柄、変わらずが86銘柄だった。東証1部売買代金は1兆3760億円と低調。
きょうの東京市場は為替に振らされた一日だった。商いが一段と低調になるなか、上にも下にも仕掛けられず、短期の売買が交錯した。
インベストラスト代表の福永博之氏は、ドル売り円買いのトレンドが長引くことに警戒している。「日経平均は75日移動平均線の上でとどまってはいるが、今晩の米株市場が下落して戻ってきた場合など、それを嫌気して75日線を割り込めば一気に9000円前後まで調整する可能性が高い」と述べた。
今晩の米国では、新規失業保険申請件数や5月の卸売在庫の経済指標の発表がある。市
場では「大きな材料は見当たらない。予想を上振れたアルコア(AA.N: 株価, 企業情報, レポート)の決算をあらためて織り込みにいくというよりは、いったん材料出尽くしとなる可能性もある」(国内証券)との声が出ている。
一方、個人投資家の買い意欲は衰えていないという。ある市場関係者は「個人投資家の信用買い残が急速に積み上がっている。現状を上昇トレンドのなかの調整局面と位置づけて、順張りの姿勢を継続しているようだ」(国内投信)と期待している。同関係者は「機関投資家については、信託による買いはある程度入っているが、金融機関は売り方にまわっているようだ」とみている。
業種別では、証券、銀行、不動産、自動車の下げが目立った。海運と電気・ガスは上昇した。
個別銘柄では、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)、キヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)などの主力輸出株が円高進行を嫌気して続落した。三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)、三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)、みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)などの銀行株も総じてさえない。国際石油開発帝石(1605.T: 株価, ニュース, レポート)、住友金属鉱山(5713.T: 株価, ニュース, レポート)などの資源関連株も軟調。
太陽誘電(6976.T: 株価, ニュース, レポート)、ジーエス・ユアサ コーポレーション(6674.T: 株価, ニュース, レポート)などの材料株は買われた。
(ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子記者)
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