6月の米小売各社の売上高は大半が減少、夏物の販売が低迷
[ニューヨーク 9日 ロイター] 6月の米小売の既存店売上高は、大半の小売店で減少した。雇用市場の悪化や悪天候により、夏物の販売が低迷した。
トムソン・ロイターによると、6月の既存店売上高は前年比4.9%減少した。調査対象の小売店の半分以上は、売上高が予想にとどかなかった。十代の若者をターゲットにした衣料品チェーン店やデパートの売上高の落ち込みが特に目立った。
ギャップ(GPS.N: 株価, 企業情報, レポート)、リミテッド(LTD.N: 株価, 企業情報, レポート)、アメリカン・イーグル・アウトフィッターズ(AEO.N: 株価, 企業情報, レポート)、および、アバクロンビー&フィッチ(ANF.N: 株価, 企業情報, レポート)では、売上高は2けたの減少となった。
デパートでは、メーシーズ(M.N: 株価, 企業情報, レポート)の既存店売上高が8.9%減、ノードストローム(JWN.N: 株価, 企業情報, レポート)が10%減となった。
ディスカウントストアでは、ターゲット(TGT.N: 株価, 企業情報, レポート)の売上高が6.2%減少。アナリスト予想は5.6%減だった。ただ、同社は、四半期業績が市場予想と一致するか、もしくは、上回るとの見方を示した。会員制倉庫型ストアのコストコ(COST.O: 株価, 企業情報, レポート)の売上高は、カメラやエアコンに対する需要がさえず、6%減少した。ただ、予想とは一致した。
トムソン・ロイターによると、既存店売上高は10カ月連続で減少しており、2000年以来最も長い期間減少が続いている。
ショッピングセンター国際評議会(ICSC)は、7月の既存店売上高が約5%減になると予想している。
小売業界のリサーチ会社、カスタマー・グロース・パートナーズのプレジデント、クレイグ・ジョンソン氏は「夏の間、引き続き(売上は)かなり低迷するだろう」と指摘。「全般的に、グリーンシューツ(若芽)はほとんど見られない」と語った。
毎月発表される小売売上高の数字は景気を探る上で参考にされてきたが、ウォルマート・ストアーズ(WMT.N: 株価, 企業情報, レポート)が5月から売上高の公表を中止したことから、小売業界の動向の見極めが難しくなっているとアナリストは指摘する。
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