欧州市場サマリー(16日)
1423GMT 15日
ユーロ/ドル 1.4802 1.4807
ドル/円 106.71 106.74
ユーロ/円 157.96 157.95
16日終値 前営業日終値
株 FT100 5942.9(‐82.7) 6025.6
クセトラDAX 7471.57(‐94.81) 7566.38
金 現物午後値決め 889.75 913.00
ユーロ圏債券(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 95.665 (+0.075) 3.903(3.941)
独連邦債2年物 3.562(3.658)
独連邦債10年物(3月限) 116.11 (+0.30) 3.974(4.022)
独連邦債30年物 4.446(4.462)
<為替> ドルが横ばい。朝方発表された12月の米消費者物価指数(CPI)の伸びが予想を上回ったものの、米景気および金利見通しを変えるには至らなかった。
<株式> ロンドン株式市場は続落。中盤に一時上昇したものの、米景気後退への懸念が広がるなか資源株などが指数を押し下げた。
FT100種総合株価指数は節目となる6000ポイントを割り込み、2007年8月半ば以来の低水準となった。
欧州の株式市場では、12月の米鉱工業生産が予想を上回ったことを受けて、一時的に下げ幅が縮小した。
貴金属、非鉄金属価格の下落を背景に、鉱山株が売られた。アントファガスタ(ANTO.L: 株価, 企業情報, レポート)は6.8%安、カザキミス(KAZ.L: 株価, 企業情報, レポート)は5.8%安となった。
リオ・ティント(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)は、2007年の鉄鉱、銅その他工業鉱物の生産量が過去最高となったことを明らかにしたにもかかわらず6.6%下落した。
米経済の減速で燃料需要が後退する兆しがみられるなか、原油価格が下落し石油株が売られた。ロイヤル・ダッチ・シェル(RDSa.AS: 株価, 企業情報, レポート)は2.6%安、BP(BP.L: 株価, 企業情報, レポート)は1.6%安となった。BPは、JPモルガンが目標株価をこれまでの690ペンスから650ペンスに引き下げた。
銀行株も相場を圧迫。ロイズTSB(LLOY.L: 株価, 企業情報, レポート)が2.9%、HBOSHBOS.Lが1.6%、HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)が2.5%、それぞれ下落した。
個別株では、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)(BAY.L: 株価, 企業情報, レポート)が4.3%上昇した。ゴールドマン・サックスは同社の投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に引き上げた。ただ、ゴールドマンは、同社の目標株価を350ペンスから330ペンスに引き下げたほか、2009年と10年の1株当たり利益予想をそれぞれ15%、19%下方修正した。
欧州株式市場は下落。米景気後退懸念で1年4カ月ぶり安値水準で引けた。値動きが荒い展開となるなか、金融および大手石油株が売られた。
相場は米JPモルガン(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)の四半期決算を受け、一時若干持ち直した。予想以上の減益となったものの、米シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)などの決算よりは良い内容との見方がある。あるトレーダーは、JPモルガンのサブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手向け住宅融資)絡みの評価損13億ドルについて「シティと比較するとかなり小規模だ」と指摘した。
17日はメリルリンチMER.Nの決算発表が予定されており、金融機関の更なる評価損計上に対する懸念から、この日は金融株が軟調となった。HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)は2.5%安、クレディスイス(CSGN.VX: 株価, 企業情報, レポート)は4.6%安、UBS(UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)は3%安となった。
大手石油株にも売りが出た。米原油先物は、米景気減速でエネルギー需要が減少するとの見方から、90ドル近辺で推移。BP(BP.L: 株価, 企業情報, レポート)やトタル(TOTF.PA: 株価, 企業情報, レポート)、ロイヤル・ダッチ・シェル・グループ(RDSa.AS: 株価, 企業情報, レポート)などが下落した。
非鉄金属価格の下げを受け鉱山株も軟調。リオ・ティント(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)は6.6%安、BHPビリトン(BLT.L: 株価, 企業情報, レポート)は5.3%安、エクストラータ(XTA.L: 株価, 企業情報, レポート)は5.6%安となった。
前日の米インテル(INTC.O: 株価, 企業情報, レポート)のさえない決算を受けハイテク株も下落。オランダの半導体装置メーカーASML(ASML.AS: 株価, 企業情報, レポート)は6.9%安、独半導体メーカーのインフィニオン(IFXGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)は3.7%安となった。
<ユーロ圏債券> 続伸。米経済のリセッション(景気後退)入りが懸念されるなか、株式から債券への資金シフトがみられた。
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのメルシュ・ルクセンブルク中銀総裁はこの日、ECBが2008年のユーロ圏経済成長見通しを下方修正する可能性があるとの見方を示した。ブルームバーグが報じた。
この発言を受けて、ECBは利下げを余儀なくされるとの観測が高まり、ユーロ圏金利先物が上昇した。
12月の米鉱工業生産は前月比変わらずで、予想されたほど弱い内容とはならなかった。
これを手掛かりに株式が一時的に持ち直したことで、独連邦債10年物は一時、下げに転じた。
ただ、米半導体大手インテル(INTC.O: 株価, 企業情報, レポート)が前日発表した第4・四半期決算が予想を下回ったことで、米経済の景気後退懸念が深まっていることが株式相場を圧迫。独連邦債10年物利回りは4%を割り込んだ。
米連邦準備理事会(FRB)が1月29―30日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標水準を少なくとも50ベーシスポイント(bp)引き下げるとの観測も、依然として支援材料となっている。
BNPパリバのシニア金利ストラテジスト、ナタリー・フィレット氏は「現在の環境は全般的に、債券相場を依然として支援している。FRBは月末のFOMC前に(緊急)利下げを実施しなくても、FOMCでの利下げは確実視されている」としたうえで「最も重要なのは、FRBが08年に相当大幅な緩和策を取る公算が大きく、債券を確実に支援するということだ」と述べた。
独連邦債2年物と10年物のスワップ金利スプレッドは約6bp拡大し、31.5bpと06年11月末以来、最もスティープ化した。
EURIBOR金利先物は08年の各限月で大幅に上昇し、最高16ティック高となった。
[東京 17日 ロイター]
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