欧州市場サマリー(18日)
1549GMT 17日
ユーロ/ドル 1.5772 1.5727
ドル/円 98.280 97.390
ユーロ/円 154.97 153.22
18日終値 前営業日終値
株 FT100 5605.8 (+191.4) 5414.4
クセトラDAX 6393.39(+211.09) 6182.30
金 現物午後値決め 1006.75 1011.25
ユーロ圏債券(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限) 95.725 (‐0.065) 3.889(3.825)
独連邦債2年物 3.122(2.931)
独連邦債10年物(6月限) 117.68 (‐0.55) 3.755(3.689)
独連邦債30年物 4.503(4.473)
<為替> ドルは、この日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅な利下げが決定されると見込まれるなか、ユーロに対して最安値付近で推移している。一方、円に対してはリスク選好の回復や株高を手掛かりに値を戻している。
<株式> ロンドン株式市場は急反発、指数は3.5%高で引けた。米連邦準備理事会(FRB)が大幅利下げを行うとの観測が広がるなか、ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)やリーマン・ブラザーズ(LEH.N: 株価, 企業情報, レポート)の決算が予想を上回ったことを好感した。
FT100種総合株価指数は、前日は3.9%値下がりしていた。銀行株に買い戻しが入り、アライアンス&レスター(ALLL.L: 株価, 企業情報, レポート)は8.4%高。スタンダード・チャータード銀行(スタンチャート)(STAN.L: 株価, 企業情報, レポート)は7.5%高、HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)は7.2%高。
前日10%安となったヘッジファンドのマン・グループ(EMG.L: 株価, 企業情報, レポート)は9%の値上がり。シティは調査リポートで、株価下落によって買い機会が生まれたと指摘した。
保険株ではアヴィヴァ(AV.L: 株価, 企業情報, レポート)が6.8%高。プルーデンシャル(PRU.L: 株価, 企業情報, レポート)が6.3%高。 銅価格の上昇で鉱山株も買われた。リオ・ティント(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)は4.2%高。中国アルミ(チャルコ)(601600.SS: 株価, 企業情報, レポート) (ACH.N: 株価, 企業情報, レポート)の親会社である中国アルミ業公司(チャイナルコ)のXiao Yaqing社長は18日、米アルコア(AA.N: 株価, 企業情報, レポート)と共同で総額140億ドルを投じて株式の12%を取得したリオ・ティントについて、持ち株を減らすよりは増やす可能性が高いことを明らかにした。
欧州株式市場は急反発。米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測のほか、米ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)およびリーマン・ブラザーズ(LEH.N: 株価, 企業情報, レポート)の予想を上回る決算が、金融セクターへの安心材料となった。
FTSEユーロファースト300種指数は42.19ポイント(3.52%)高の1241.99。DJユーロSTOXX50種指数は126.84ポイント(3.70%)高の3558.66。
最近下落していた銀行株が上げを主導した。UBS(UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)が14%超、HSBCホールディングス(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)が7%超それぞれ上昇したほか、クレディ・スイスCSGN.VCが10.4%高となった。
ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)およびリーマン・ブラザーズ(LEH.N: 株価, 企業情報, レポート)は、18日発表した第1・四半期(2007年12月―08年2月まで)決算が、ともに大幅減益となったものの、アナリスト予想を上回った。
原油価格高が石油株を支援。BP(BP.L: 株価, 企業情報, レポート)が1.8%高、ロイヤル・ダッチ・シェル(RDSa.L: 株価, 企業情報, レポート)も2%超上昇した。トタルは2.7%高。
BMW(BMWG.DE: 株価, 企業情報, レポート)は4.9%上昇。ドル安による利益圧迫が2008年に緩和され、基調利益の押し上げに寄与するほか、自動車部門の利益率が少なくとも安定を維持するとの見通しを示した。フォルクスワーゲン(VOWG.DE: 株価, 企業情報, レポート)も7.3%上昇した。
<ユーロ圏債券> 反落。米株高が重しとなったほか、欧州中央銀行(ECB)が近く利下げに踏み切るとの観測が欧州のインフレ懸念を受けて後退した。短期債を中心に下げ、イールドカーブがフラット化した。
この日は米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策発表を控え、積極的な取引が手控えられた。FOMCでは約100ベーシスポイント(bp)の利下げが決定されるとの見方も出ている。
ECBが近く利下げに踏み切る可能性は低いとの報道も、ECBの利下げ観測後退につながった。マーケット・ニュースは「信頼できる複数のユーロ圏中央銀行筋」の話として、ECBは予見できる将来にわたって金利を据え置く見通しと伝えた。
これに先立ち、キプロスの財務相は記者団に対し「欧州経済にとっての主要リスクはスタグフレーションだ。インフレリスクがある時に、金融当局や政府が景気対策を講じる妨げとなる」との見方を示した。
ロンドンのあるトレーダーは「きょうの欧州(市場)の要因はすべて独連邦債10年物を圧迫した。ドイツ市場では高いボラティリティが見られる。FRBの利下げ幅をめぐる見解はさまざまで、同10年物(の値動き)はその神経質なムードを反映している」と指摘した。
1615GMT時点で、独連邦債先物6月限は63ティック安の117.60。一時は117.43をつけた。独連邦債2年物利回りは19.1bp上昇し3.14%。同10年物利回りは7.4bp上昇し3.767%。同30年物利回りは4.1bp上昇し4.51%となった。EURIBOR金利先物は、2008年の各限月が最大12.5ティック下落した。
ドレスナー・クラインオートの金利ストラテジスト、クリストフ・リーガー氏は、ECBの金融政策について、利下げ時期の予想を見直す動きが出ているとして「11月に50bp利下げとなる確率が高いとみられている。きのうは9月とみられていた」と述べた。また「7月に25bp利下げの確率は100%織り込まれているが、きのうは6月だった。5月までの利下げの確率は五分五分だったが、きょうは35%の確率となっている」と指摘した。
金利スワップ市場では、2年物のスプレッドが89.2bpと、前日の97.2bpから縮小。10年物スプレッドは59.1bp。前日は62bpだった。
[東京 19日 ロイター]
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