午前の日経平均は反発、薄商いのなか短期筋が先物を買い戻し
[東京 27日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均は反発。前日の米英市場は休場だったが、他の欧州株式市場が薄商いながらも比較的しっかりと推移、為替も落ち着いていることで、短期筋が先物に買い戻しを入れた。
ただ海外勢は前日に続き休日モードで目立った動きはなく、前場の東証1部売買代金は7625億円と薄商いだった。業種別では銀行や自動車が反発する一方、非鉄や食料品がさえなかった。
前場の東証1部騰落は、値上がり1030銘柄に対して値下がり529銘柄、変わらずが152銘柄だった。
東京市場の6─7割の取引を占める海外投資家が「お休み」とあって市場のボリュームは縮んでいる。前日に先物を売った短期筋が買い戻しを入れ株価はリバウンドしているが、値動きとは反対に市場はこう着感を強めている。市場では「前日に続いて海外勢のフローは落ちており、とりわけ今日は米系を中心に目立った注文が見られない。昨日に仕掛けたアウトライトの売り玉を手仕舞いしている様子だ」(欧州系証券先物トレーダー)との声が出ていた。
米英市場が休場ということを除いても海外勢の買いの勢いは鈍っているという。「ここ1カ月ほど続いた海外勢の新規買いとショートカバーは一巡している。商いのボリューム低下がそれを示している。今後どう動くかはマクロ経済指標や金融問題などの行方次第だろう」(外資系証券トレーディング担当)。国内機関投資家や個人投資家は株価下落時に下値で買いを入れても積極的に上値を買う姿勢はいまだ見せていない。市場では「ボックス圏相場的な動きになってきた」(大手証券ストラテジスト)との見方が増えている。
個別ではみずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)などメガバンク株が反発。米株安と円高進行で前日売られたトヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)やソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)など輸出株も買い戻されている。一方、千代田化工建設(6366.T: 株価, ニュース, レポート)などは利益確定売りに沈んだ。
トランスジェニック(2342.T: 株価, ニュース, レポート)が買い気配のまま前場を終えた。26日に抗体の開発・製造・販売を行っているプロテインテック社(米イリノイ州)と日本における独占的販売代理店契約を結んだと発表したことを材料視している。
(ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者)
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