欧州市場サマリー(2日)
1312GMT 1日
ユーロ/ドル 1.5866 1.5788
ドル/円 106.00 106.07
ユーロ/円 168.19 167.51
2日終値 前営業日終値
株 FT100 5426.3(‐53.6) 5479.9
クセトラDAX 6305.42(‐10.52) 6315.94
金 現物午後値決め 935.25 937.50
(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 94.890 (‐0.025) 4.280(4.286)
独連邦債2年物 4.635(4.587)
独連邦債10年物(9月限) 110.11 (‐0.29) 4.654(4.620)
独連邦債30年物 4.876(4.860)
<為替> ドルが対ユーロで下落。6月のオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)全米雇用報告で民間部門雇用者数が予想以上に減少したことに反応した。
欧州中央銀行(ECB)理事会を翌日に控え、ユーロが買われた。
<株式> ロンドン株式市場は続落。石炭価格の値下がりで鉱山株が軟調となり、業績見通しについて警告を出した小売りのマークス&スペンサー(M&S)(MKS.L: 株価, 企業情報, レポート)も売り込まれた。一方、医薬品株は値上がりした。
FT100種総合株価指数は53.6ポイント(0.98%)安の5426.3。一時1.6%上昇し、その後3カ月ぶり安値をつけるなど、全般的に振れが大きかった。
レッドメイン・ベントレーのポートフォリオ・サービス部長、ティム・ホワイトヘッド氏は「医薬品株がようやく本来あるべき姿に戻り、一定のディフェンシブ株の役割を果たしているのは好材料だが、それ以外では短期的に特に楽観視はできない」と述べた。
鉱山株では、BHPビリトン(BLT.L: 株価, 企業情報, レポート)、エクストラータ(XTA.L: 株価, 企業情報, レポート)、ベダンタ・リソーシズ(VED.L: 株価, 企業情報, レポート)、アングロ・アメリカン(AAL.L: 株価, 企業情報, レポート)、ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ(ENRC.L: 株価, 企業情報, レポート)、リオ・ティント(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)が軒並み下落した。
M&Sは約25%安と急落。消費の低迷が当初の予想より深まり長期化する公算が大きいと述べた。
小売では、ネクスト(NXT.L: 株価, 企業情報, レポート)、キングフィッシャー(KGF.L: 株価, 企業情報, レポート)、セインズベリー(SBRY.L: 株価, 企業情報, レポート)、テスコ(TSCO.L: 株価, 企業情報, レポート)が4.8─7.9%下落した。
一方、医薬品ではアストラゼネカ(AZN.L: 株価, 企業情報, レポート)が4.8%高。精神安定剤「セロクエル」の米国特許をめぐり、同社に有利な司法判断が出たことが好感された。グラクソスミスクライン(GSK.L: 株価, 企業情報, レポート)は3.9%高。
欧州株式市場は下落。石炭価格の大幅な下落で鉱山株が売られた。一方、金融株は底堅く推移し、相場を下支えた。
FTSEユーロファースト300種指数は7.63ポイント(0.65%)安の1167.92。
DJユーロSTOXX50種指数は4.34ポイント(0.13%)安の3288.52。
ピクテ&シー(ジュネーブ)の投資アドバイザー、ティエリ・ラクラ氏は「投資家が引き続き神経質になっている」とし、原油高に加え各業界内でのさらなる損失や資本増強をめぐる不安が存在する、と述べた。
石炭価格の大幅な下落が終盤の相場を圧迫。石炭先物2008年9月限が過去3カ月間で75%上昇したことを受けて、テクニカル的な動きがみられたという。
鉄鋼株では、アルセロールミタル(MTP.PA: 株価, 企業情報, レポート)、フェストアルピーネ(VOES.VI: 株価, 企業情報, レポート)、ティッセンクルップ(TKAG.DE: 株価, 企業情報, レポート)が下落した。
6月のオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)全米雇用報告で民間部門雇用者数の減少幅が2002年11月以降で最大となるなど、米雇用関連指標も相場を圧迫した。
一方、ドイツ銀行(DBKGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)とスイスUBS(UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)が一段の資金調達は必要ないとしたことで、金融株には買いが入った。UBSは1.6%高、ドイツ銀は3.3%高。JPモルガンの前向きなコメントも材料視されたという。ナティクシス(CNAT.PA: 株価, 企業情報, レポート)は4.4%高、クレディ・アグリコール(CAGR.PA: 株価, 企業情報, レポート)は0.8%高、フォルティス(FOR.AS: 株価, 企業情報, レポート)(FOR.AS: 株価, 企業情報, レポート)は2.4%高。
前出のラクラ氏は「投資家は金融機関が中間決算後に再び資本調達を迫られると恐れている。この日は米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N: 株価, 企業情報, レポート)の資本増強に関するうわさが流れたばかりだ」と述べた。
<ユーロ圏債券> 続落。3日の欧州中央銀行(ECB)理事会で利上げが決定されるとの見方から売り圧力が続いている。
「ECBが断固たる行動を取らなければ、インフレが爆発的な伸びを示すリスクがある」としたトリシェECB総裁発言も独連邦債10年物を圧迫した。
また、5月のユーロ圏生産者物価指数(PPI)が予想以上に上昇したことも債券市場の重しとなった。ただ、6月のオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)全米雇用報告で民間雇用者数が予想以上に減少したことで、独連邦債先物が切り返す場面もあった。
アナリストは値動きの荒い展開が続くと予想している。ECBの今週の利上げがほぼ確実視されるなか、年内の追加利上げの可能性を探りたい投資家はECB理事会後の総裁会見に注目している。同日に発表される米雇用統計も焦点となっている。
クレディスイスの金利ストラテジスト、デビッド・ジング氏は「不透明感が高まっているので相場が動きやすくなっている」と指摘した。
1530GMT時点で、独連邦債先物9月限は31ティック安の110.09。この日の安値は109.86。欧州株式市場がほぼ終日プラス圏で推移したことも圧迫要因となった。
終盤の取引で独連邦債2年物利回りは5.4ベーシスポイント(bp)上昇し4.635%。同10年物利回りは4bp上昇し4.663%となった。
2・10年債の利回り格差は3.4bp。前日終盤は3bpだった。
EURIBOR金利先物は、2009年の各限月が最大約10bp下落した。
ユーロ翌日物無担保金利加重平均(EONIA)は、11月のECB理事会までに2回25bp利上げされる確率を完全に織り込んでいる。
10年債と物価連動債の利回り差であるブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は今週、インフレ期待の高まりを反映し過去数年で最高水準に上昇。仏物価連動債で2.646%となった。週初には2.56%だった。
[東京 3日 ロイター]
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