東京マーケット・サマリー(15日)
レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場> 17時現在
ドル/円 105.38/43円 ユーロ/ドル 1.5974/76ドル
ユーロ/円 168.39/45円
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点からドル安が進み、105円前半で取引されている。欧米金融機関の経営に対する懸念が再び高まり、アジア・欧州株価の下落を背景にドルが売られた。ユーロ/ドルは午後5時過ぎの取引で一時1.6040ドルまで上昇し、1999年のユーロ導入来の高値を更新。ドル/円は6月末以来の105円割れとなった。
<株式市場>
日経平均 12754.56円(255.60円安)
12715.81円─12902.13円 出来高 19億2204万株
東京株式市場の日経平均は大幅続落。3日連続の下落となった。終値は4月1日につけた1万2656円42銭以来の低水準となった。日銀金融政策決定会合をはじめ国内要因がほとんど材料視されない一方、米政府系住宅金融機関(GSE)救済策の発表後に米株が続落したことを受けて金融不安が市場を支配した。香港などのアジア株安や取引時間中に円高に振れたこともあり、先物主導で売り圧力を強めた。
市場では「金融、ハイテクなどに投げ売りが出ている」(準大手証券エクイティ部)との声が聞かれた。
<短期金融市場> 17時40分現在
無担保コール翌日物金利(加重平均レート) 0.454%
3カ月物FB(政府短期証券)流通利回り 0.575%(―0.010)
ユーロ円3カ月金先(09年3月限) 99.090(+0.010)
安値─高値 99.080─99.100
無担保コール翌日物は準備預金の積み需要で小じっかりと推移していたが、一巡後は取引水準が切り下がった。日銀は午後の定例調節で2000億円を市場から即日吸収した。加重平均レートは前日(0.502%)から低下し0.454%となり、前回に積み最終日以来1カ月ぶりに0.50%を割り込んだ。現金担保付き債券貸借(レポ)金利が安定するなど足元資金に余剰感が強まった影響で、3カ月物政府短期証券(528回債、10月14日償還)の流通利回りも小幅低下した。ユーロ円3カ月金利先物は株安/債券高を背景に買い優勢となった。日銀の金融政策の維持決定や総裁の記者会見などはおおむね予想の範囲内の内容と受け止められ、大きな反応は見られなかった。
<円債市場> 18時現在
10年国債先物中心限月・9月限(東証)136.43(+0.36)
136.36─136.79
10年最長期国債利回り(日本相互証券引け値) 1.545%(─0.035)
1.550%─1.530%
国債先物の中心限月9月限は前日比36銭高の136円43銭と続伸して引けた。国内株価やアジア株の下落で先物に買い戻しが先行、日銀金融政策決定会合の結果発表が普段よりもやや遅れたことが「金融政策に対する思惑が強まったという買いの手がかり」(国内証券)ともなり、9月限は午後には一時同72銭高の136円79銭まで上値を伸ばした。日銀会合では現状の政策維持が全員一致で決定され、景気見通しなどについても予想を外れた内容とならず、買いを主導していた思惑がはく落する形で先物は引けにかけて上昇幅を縮めた。現物市場では9年、10年近辺の長期ゾーンに銀行勢などの買いが入り、10年最長期国債利回り(長期金利)は一時前日比5.0bp低い1.530%に低下した。
<クレジット市場>
政保債(公営)10年 8.0─8.5bp 銀行債(みずほ)5年 24─25bp
地方債(都債)10年 9.0─ 10bp 電力債(東電)10年 20─21bp
一般債市場では、金利が低下(価格は上昇)したことで東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)の国内普通社債(SB)に利益を確定させる売りが出た。オファーは残存期間7年で23ベーシスポイント(bp)程度。クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、iTraxxJapanシリーズ9のプレミアムが政府系住宅金融機関(GSE)支援策の発表でタイト化した前日から一転ワイド化した。米金融機関の信用不安が払しょくできず14日の米国株式市場が続落したほか、米クレジット市場がワイド化したことに連動した。
<スワップ市場>
スワップ金利(17時40分現在の気配)
2年物 1.14%─1.10%
3年物 1.22%─1.18%
4年物 1.30%─1.26%
5年物 1.37%─1.33%
7年物 1.52%─1.48%
10年物 1.76%─1.72%
スワップ金利は先物や長期ゾーンを中心に低下した。米金融不安への懸念から金利が低下した海外市場の流れを引き継ぎ、きょうの東京市場も堅調。株安や日銀金融政策決定会合への思惑も手伝い国債先物が上昇、現物市場でも長期債に銀行勢の買いが入り金利が低下した。スワップ金利も先物や長期ゾーンを中心に受けが優勢となり、金利が低下。それぞれ2年で2.0bp程度、3年で2.5bp程度、5年で3.1bp程度、7年で3.5bp程度、10年で3.0bp程度、20年で2.0bp程度、30年で1.5bp程度の幅で金利は低下した。
[東京 15日 ロイター]
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