米国株式市場が下落、バンカメ決算受け銀行株は堅調

2008年 07月 22日 07:35 JST
 
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 [ニューヨーク 21日 ロイター] 米国株式市場は下落。予想を上回るバンク・オブ・アメリカ(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)の決算に支援され銀行株が買われる一方、原油が前週の大幅安から上昇に転じたほか、医薬品メルク(MRK.N: 株価, 企業情報, レポート)やシェリング・プラウ(SGP.N: 株価, 企業情報, レポート)が売られ相場を圧迫した。

 ダウ工業株30種は29.23ドル(0.25%)安の1万1467.34ドル。

 ナスダック総合指数は3.25ポイント(0.14%)安の2279.53。

 S&P総合500種指数は0.68ポイント(0.05%)安の1260.00。

 メルクとシェリング・プラウは、両社が販売するコレステロール薬の臨床試験の結果が思わしくなかったことを受けて、売り込まれた。

 米原油先物が2ドル以上上昇し1バレル=131ドルを上回ったことも、地合いを冷やす要因となった。燃料費上昇が消費に及ぼす影響への懸念が再燃し、S&P小売り株指数は1.7%下落した。

 銀行セクターは前週に引き続き買われた。ウェルズ・ファーゴ(WFC.N: 株価, 企業情報, レポート)、JPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)、シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)に続き、バンカメの決算も予想外に強い内容だったことが好感された。

 ヘッジファンド、アペックス・キャピタルの株式取引責任者は「メルクのニュースは医薬品セクターに限定されたものだ。原油価格も再び上昇しており、小売りや相場全体の重しとなった」と指摘。「ただ、バンカメの決算が予想外に堅調で、金融株は好調だった。これが市場全体を支援した」との見方を示している。

 前週発表されたグーグル(GOOG.O: 株価, 企業情報, レポート)、マイクロソフト(MSFT.O: 株価, 企業情報, レポート)などの決算で失望感が広がり、ハイテク株は全般に、軟調な展開となった。

 ヤフー(YHOO.O: 株価, 企業情報, レポート)は3.5%下落。ヤフーは、著名投資家カール・アイカーン氏を取締役として受け入れると発表。これで委任状争奪戦に幕が下り、マイクロソフト(MSFT.O: 株価, 企業情報, レポート)との間ですぐに何らかの取引が行われる可能性が小さくなった。マイクロソフトは0.9%下落した。

 金融株は4営業日連続で上昇した。バンカメは3.9%上昇した。

 アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)(AIG.N: 株価, 企業情報, レポート)は5.8%急伸。バンカメは、投資妙味が高まったとの見方を示し、AIGの投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に引き上げている。

 メルクは6.2%安。シェリング・プラウは11.6%下落した。

 そのほか医薬品に関するニュースでは、スイスの医薬品大手ロシュ(ROG.VX: 株価, 企業情報, レポート)がジェネンテック(DNA.N: 株価, 企業情報, レポート)の未保有株式を総額約440億ドルで取得する案を提示した。ジェネンテックは14.7%上昇した。

 
 
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