日経平均は前場で反発、グローベックス軟調で上値は重い

2008年 07月 22日 12:00 JST
 
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 [東京 22日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均は反発。一時は1万3000円台を回復した。米シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)やバンカメ(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)の決算が予想を上回った安心感から、銀行株を中心に買いが先行した。

 ただ、グローベックス市場で米株指数先物が軟調だったことで警戒感が広がり、海外勢のバスケット売りなどが上値を重くした。ゼファー8882.Tが民事再生手続き開始を申請したことも相場のムードを悪化させ、心理的な節目である1万3000円前後では上値が押さえられた。

 前場の東証1部騰落数は値上がり1121銘柄に対して値下がり465銘柄、変わらずが126銘柄だった。

 注目された米シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)やバンク・オブ・アメリカ(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)の決算が予想を上回ったことで「前週までに強まっていた米金融セクターへの懸念が和らいだ」(大手証券)。このため、東京市場でもみずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)や三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)などの銀行株を中心に買い戻しが先行。日経平均は一時、1万3000円台を回復する場面もみられた。

 しかし、米アメックス(AXP.N: 株価, 企業情報, レポート)やアップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)の決算が予想に届かなかったことから時間外取引で売られ、グローベックス市場が軟調な展開。「これを受けて、海外勢からバスケット売りが出た」(外資系証券)ことから日経平均は伸び悩んだ。また、ゼファー8882.Tが民事再生手続き開始を申請したことで不動産・建設セクターの一角が売り込まれ「個人投資家の心理を悪化させた」(いちよし証券投資情報部チーフストラテジスト、高橋正信氏)。東証のシステムトラブルでTOPIX先物のオークション取引が停止されたことも短期筋の売りにつながったという。

 米シティなどの決算というイベントを通過して米金融機関に対する緊張感は和らいだとはいえ、アメックスの減益決算は米個人消費の悪化を印象付ける。市場では「米金融機関の収益低迷は長引きそうだ。商いも薄く、日経平均の戻りもとりあえずは1万3000円前後までだろう」(いちよし証券投資情報部チーフストラテジスト、高橋正信氏)との声が上がっている。 

 個別銘柄では、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)が堅調。新日本製鉄(5401.T: 株価, ニュース, レポート)もしっかり。三菱商事(8058.T: 株価, ニュース, レポート)が買われた。日本たばこ産業(2914.T: 株価, ニュース, レポート)が高い。ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)はさえない。ニコン(7731.T: 株価, ニュース, レポート)が軟調。三井不動産(8801.T: 株価, ニュース, レポート)が安い。東京エレクトロン(8035.T: 株価, ニュース, レポート)も売られた。

 (ロイター日本語ニュース 松平陽子)

 
 
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