欧州市場サマリー(21日)
1328GMT 20日
ユーロ/ドル 1.2935 1.2915
ドル/円 97.920 97.950
ユーロ/円 126.68 126.51
21日終値 前営業日終値
株 FT100 3987.46(‐3.40) 3990.86
クセトラDAX 4501.63(+15.33) 4486.30
金 現物午後値決め 888.75 877.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限) 98.660 (‐0.015) 0.780(0.886)
独連邦債2年物 1.427(1.420)
独連邦債10年物(6月限) 123.00 (+0.11) 3.144(3.143)
独連邦債30年物 3.961(3.964)
<為替> ユーロが対円で上昇。対ドルでも1カ月ぶり安値から戻している。4月の独ZEW景気期待指数が前月から改善し、2007年7月以来初めてプラスに転じたことが手がかりとなった。
<株式> ロンドン株式市場は小幅続落。銀行セクターの業績不安を背景に金融株が軟調だった一方、英小売テスコ(TSCO.L: 株価, 企業情報, レポート)の手堅い決算内容が小売株を支援し相場を下支えした。
FT100種総合株価指数は一時3897.25まで下げた。出来高は90日間の平均を約15%上回った。
銀行株が売られた。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)(RBS.L: 株価, 企業情報, レポート)、バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)、HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロイズ・バンキング・グループ(LLOY.L: 株価, 企業情報, レポート)が1.9―9.1%安だった。
国際通貨基金(IMF)は国際金融安定性報告書(GFSR)で、米国・欧州・日本の金融機関が保有する不良資産の世界の評価損が4兆1000億ドルに達する可能性があるとの見方を示した。
キャピタル・スプレッズの営業部門を統括するアンガス・キャンベル氏は「決算シーズンの開始にあたり、一部銀行の業績が他行よりも良くないとの懸念が若干ある。小規模ながら利食い売りの動きが見られるのは当然と言える」と述べた。
また、ダーリング英財務相が22日に議会に提示する新年度予算案については「多くの負債、減税の見送り、大規模な財政支出」が盛り込まれるとの見方を示した。
英国立統計局が発表した3月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.2%、前年比では2.9%それぞれ上昇した。前年比上昇率は2008年3月以来の低水準となった。また、小売物価指数(RPI)の前年比上昇率は1960年以来、ほぼ50年ぶりにマイナスとなった。
小売株ではテスコが4.9%高。通年利益が予想を上回る10%増の31億3000万ポンドとなったほか、新年度に入ってから最初の数週間で国内の基調的な売り上げが伸びていると述べた。
セインズベリー(SBRY.L: 株価, 企業情報, レポート)が1.6%、スーパーマーケットのモリソン(MRW.L: 株価, 企業情報, レポート)が0.6%、ホーム・リテール・グループ(HOME.L: 株価, 企業情報, レポート)が2%それぞれ上昇した。
石油株も上昇。BP(BP.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロイヤル・ダッチ・シェル(RDSb.L: 株価, 企業情報, レポート)、ガスのBGグループ(BG.L: 株価, 企業情報, レポート)、タロー・オイル(TLW.L: 株価, 企業情報, レポート)が0.1―0.8%高だった。
鉱山株も全体的に堅調だった。ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ(ENRC)(ENRC.L: 株価, 企業情報, レポート)、リオ・ティント(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)、アングロ・アメリカン(AAL.L: 株価, 企業情報, レポート)、フレスニロ(FRES.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロンミン(LMI.L: 株価, 企業情報, レポート)が0.3―8.3%上昇した。
欧州株式市場は荒い値動きとなる中、FTSEユーロファースト300種指数が小反発。金融株が売られたが、英テスコ(TSCO.L: 株価, 企業情報, レポート)の好決算を手がかりに小売株が買われ相場を支えた。
FTSEユーロファースト300種指数は1.40ポイント(0.18%)高の787.52。2.2%安から0.8%高で推移する不安定な値動きとなった。
DJユーロSTOXX50種指数は5.81ポイント(0.26%)安の2243.63。
テスコは4.9%高。通年で予想を上回る10%の増益となり、市場が一部安定化してきている兆候があるとの見方を示した。
他の小売株も買われ、メトロ(MEOG.DE: 株価, 企業情報, レポート)は2.8%高、セインズベリー(SBRY.L: 株価, 企業情報, レポート)は1.6%高、アホールド(AHLN.AS: 株価, 企業情報, レポート)は2.3%高。
金融株は安い。国際通貨基金(IMF)が発表した国際金融安定性報告書(GFSR)が圧迫した。報告書は、米国・欧州・日本の金融機関が保有する不良資産の世界の評価損が4兆1000億ドルに達する可能性があるとの見方を示した。
バークレイズは4.8%安、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS.L: 株価, 企業情報, レポート) は5.9%安、BNPパリバ(BNPP.PA: 株価, 企業情報, レポート)は2.8%安、ソシエテ・ジェネラル(SOGN.PA: 株価, 企業情報, レポート)は4.5%安、コメルツ銀行(CBKG.DE: 株価, 企業情報, レポート)は3%安。
さえない企業決算や不透明な業績見通しを受け、警戒姿勢が続いている。
ドイツテレコム(DTEGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)は7.2%安。09年の利益見通し引き下げを嫌気した。 米企業決算では、キャタピラー(CAT.N: 株価, 企業情報, レポート)が四半期ベースで17年ぶりの赤字となった。デュポン(DD.N: 株価, 企業情報, レポート)は59%の減益となったほか、09年の利益予想を引き下げた。メルク(MRK.N: 株価, 企業情報, レポート)も予想を下回る内容となった。
一方、欧州最大のバイオテクノロジー企業、アクテリオン(ATLN.VX: 株価, 企業情報, レポート)は8%高。主力薬への旺盛な需要を背景に第1・四半期利益が2倍以上増加し、市場予想を上回った。
<ユーロ圏債券> 前日からほぼ変わらずとなった。英国債から独連邦債への資金シフトがみられる一方、予想を上回る独ZEW景気期待指数や堅調な米国株式市場が重しとなった。
アイルランドが実施した総額10億ユーロの国債(2014年・18年償還)入札がさえない結果となったことや、独ZEW景気期待指数が前月から改善したことを受け、独連邦債は一時マイナス圏に落ち込んだ。
しかし、英国政府が22日に発表する予算で、借り入れ額が最低でも1600億ポンドに拡大し国債発行額が過去最高になるとの見方から、一部投資家の間で英国債から独連邦債に資金を移す動きが広がった。
英国債が独連邦債にアンダーパフォームし、英国債10年物と独連邦債10年物の利回り格差が17ベーシスポイント(bp)に拡大し2週間ぶり水準となった。
1540GMT時点で、独連邦債先物6月限は5ティック高の122.94となった。
独連邦債2年物利回りは3.3bp上昇し1.472%。同10年物利回りも1.1bp上昇し3.15%。
入札はさえない結果だったものの、アイルランド国債10年物と独連邦債10年物の利回り格差は入札後も213bp近辺で安定して推移した。
4月の独ZEW景気期待指数は13.0と、前月のマイナス3.5から改善し、2007年7月以来初めてプラスに転じた。ただ、現況指数はマイナス91.6で、前月のマイナス89.4から悪化し、予想コンセンサスのマイナス90.0を下回った。
[東京 22日 ロイター]
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