富士フイルム、液晶パネル部材の新工場を7月上旬に稼動

2009年 06月 15日 13:57 JST
 
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 [東京 15日 ロイター] 富士フイルムホールディングス(4901.T: 株価, ニュース, レポート)は15日、液晶パネル部材の視野角拡大フィルムを生産する静岡県吉田町の新工場を7月から稼動させると発表した。

 4月稼動の計画を経済危機の影響で延期していたが、中国を中心に液晶テレビの需要が拡大し、液晶パネル部材の受注が急速に回復しつつあると判断した。

 同社が新工場稼動で生産を拡大するのは、液晶画面の視野を拡大させる「ワイドビュー(WV)フィルム」と呼ばれる製品で、中小型の液晶パネルに使われている。中国では農村部の家電普及を狙ってテレビなどの購入に補助金を出す「家電下郷」を実施しており、政策の対象となる20インチ台の中型テレビの需要が伸び、同サイズのテレビに搭載されているフィルムの需要が急増しているという。

 新工場の稼動によって同社の視野角拡大フィルムの生産能力は9000万平方メートルから1億1500万平方メートルに拡大する。生産を拡張する2500万平方メートルのフィルムは、20インチ台の中型テレビ約3000万台分に相当する。同社では、液晶パネルの偏光板保護に使われるTACフィルム(液晶偏光板保護フィルム)の受注も伸びてきており、12月から1月に5割程度まで落ち込んだ稼働率は、足元で75%ぐらいまで回復してきているという。

 
 

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