日経平均反落、日経9600円台で押し目買い

2009年 06月 18日 16:02 JST
 
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 [東京 18日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は反落した。海外勢や個人の利益確定売りが続き、日経平均は一時9600円半ばまで下げた。外為市場でドル/円が95円台に円高が進んだことや米銀の格下げも嫌気された。

 ただ、後場に入り9700円を割り込んでからは国内勢による押し目買いから下げ渋り、大引けにかけて9700円を回復した。引き続き環境関連銘柄の値動きが目立っている。 

 東証1部騰落数は値上がり523銘柄に対して値下がり1053銘柄、変わらずが124銘柄だった。東証1部売買代金は1兆5978億円。 

 東京市場は寄り付きから反落した。外為市場でドル/円が企業の想定レートである95円台に円高が進んでいることが嫌気され、輸出株を中心に幅広く売られた。邦銀系の株式トレーダーは、海外ファンド勢や個人投資家による利益確定売りとしたうえで「ファンド勢が株売り、クロス円売り、コモディティ売りで、個人投資家は値がさ株売り/投信買い」との動きを指摘した。

 格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は前日、規制強化と不安定な金融市場により経営環境が今後一段と厳しさを増すとの見解を示した。これを受け、17日米株式市場で金融株が下落。東京市場もこれが嫌気され、みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)と三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)が軟調だったとみられている。

 後場に入ってから、日経平均は下げ幅を広げ、一時9600円半ばまで下落した。国内系ファンドによる鉄鋼や商社のまとまった売りが観測された。市場では「指数との連動性が高いハイベータ株を売って、ディフェンシブ株を買う動きも続いているようだ」(大手証券トレーダー)との声が出ていた。

 その後9700円を割り込んだところで投信や信託など国内勢が押し目買いオーダーを入れているとみられ、9600円後半で下げ渋り、大引けにかけては9700円を回復した。準大手証券情報担当者は「目先9500円程度までの調整はコンセンサスになりつつある」としながらも、「先物で9650円以下に1000枚超の買い注文が厚く入っている。国内の経済指標も悪くないため、売りも仕掛けにくいようだ」と指摘する。

 銘柄別では、引き続き環境関連が目立った。ジーエス・ユアサ・コーポレーション(6674.T: 株価, ニュース, レポート)は個人投資家の利益確定売りに押され反落。ただ、GSユアサよりも出遅れ感があるとして古河電池(6937.T: 株価, ニュース, レポート)などは続伸しており、個人投資家の買い意欲が完全に減退したわけではないことをうかがわせている。

 さらに、明電舎(6508.T: 株価, ニュース, レポート)が続伸し、連日の年初来高値更新。市場では「電気自動車向けインバーターなど環境関連の材料がはやされている」(中堅証券情報担当者)とともに、好取り組みが注目されていた。ただ、急ピッチな上昇で高値警戒感も台頭しており、買い進まれた後は利益確定売りに押され気味となっている。

 (ロイター日本語ニュース 吉池 威記者)

 
 

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