日経平均続伸、ソニーなど主力株は軟調
[東京 26日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸。25日の米株高を受けて上昇で始まったが、買いが続かず伸び悩み。一時マイナス圏に沈んだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)が終わり、イベント通過感からも動きが鈍くなったという。
市場では「前日に先物主導で上げ過ぎた反動もある。麻生首相の発言をきっかけに総選挙接近とのムードもあり、目先は方向感が出にくい」(準大手証券マーケットアナリスト)との声がきかれた。
前場の東証1部騰落数は値上がり991銘柄に対して値下がり546銘柄、変わらずが160銘柄だった。
きょう午前の東京市場は、朝方は米株高や原油高を好感した買いが入ったが、一巡後は買いが続かず小口の売りに徐々に押されたという。市場では「前日の東京市場では、欧州年金筋が6月決算を前にしたショートカバーを入れたほか、決済期日の要因で国内機関投資家が売れなかったことが大幅高につながった。上昇エネルギーが強まっているわけではない」(準大手証券トレーダー)、「日経平均は25日の米株大幅高を、前日に織り込んだ形となった」(国内証券)などの声が出ている。
景気改善期待を背景に需給はしっかりしているものの、短期筋の動きが主流との指摘も少なくない。インベストラスト代表の福永博之氏は「短期筋による債券先物と株価指数先物、あるいは株現物と先物の裁定取引が主流となっているようだ。現物買いのメインプレーヤーが慎重で、上値追いのエネルギーに乏しい」と述べた。
業種別では、石油・石炭、不動産、非鉄金属の上昇が目立った。空運、精密機械、情報通信などは下落した。
個別銘柄では、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)、キヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)などの主力株が売られた。大手銀行株は三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)、三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)が上昇し、みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)が売られるなどまちまち。
ブリヂストン(5108.T: 株価, ニュース, レポート)が買われた。中間期見通しの上方修正を好感したという。新日本石油(5001.T: 株価, ニュース, レポート)、国際石油開発帝石(1605.T: 株価, ニュース, レポート)、日揮(1963.T: 株価, ニュース, レポート)が堅調。26日付読売新聞朝刊が、3社がイラクの油田開発権益を獲得と報道し、材料視された。
(ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子記者)
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