7―9月期稼働率は60―70%へ、厳しい状況変わらず=新日鉄
[東京 29日 ロイター] 新日本製鉄(5401.T: 株価, ニュース, レポート)の宗岡正二社長は29日の会見で、7―9月期に稼働率は60―70%に戻ることが見込まれるものの、厳しい状況に変わりはないと述べた。
粗鋼生産は、1―3月期に比べて、4―6月期、7―9月期と徐々に増加していくものの、稼働率は低レベルだという。「化学製品はかなりの稼働率まで戻っているが、粗鋼生産にそこまでの戻りはない。新日鉄の1―3月期の稼働率は55%だったが、4―6月期は55%プラスアルファ。これから60―70%になりそうだ。厳しい状況になんら変わりはない」と述べた。
休止中の高炉の再稼動については「右肩上がりで、需要が確かなものにならなければ、再稼動の決定には至らない」と、慎重な姿勢を示した。
主な鋼材需要先である家電業界は2月に在庫調整を終了したほか、自動車業界は6月で在庫調整が終了するという。ただ、建設機械や産業機械の回復は「下期まで待たざるを得ない」という。
会見終了後、記者団に対し、2009年の業界全体の粗鋼生産量は、9000万トンを割り込むとの見方を示した。
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