日本企業エクイティファイナンス、1─6月期は1.7兆円
[東京 29日 ロイター] 日本企業のエクイティファイナンス(新株発行を伴う資金調達)は2009年1─6月期に1兆7003億円と、上半期としては07年1─6月期(1兆7949億円)の水準に並んだ。トムソン・ロイターが公表した速報値でわかった。
26日には大和証券グループ本社(8601.T: 株価, ニュース, レポート)も公募増資の計画を発表しており、09年1─6月期の数字が07年上期の実績を上回るのは確実。市場では目先、公募増資がさらに増えるとの指摘がでている。
09年1─6月期に日本企業のファイナンスが増加したのは、3月末までの通期業績で赤字を計上し自己資本比率が低下した金融機関、電機大手、不動産などが大型の増資に踏み切ったのが要因。
5月には東芝(6502.T: 株価, ニュース, レポート)が28年ぶりに公募増資で約3100億円を調達したほか、6月は野村不動産ホールディングス(3231.T: 株価, ニュース, レポート)や三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)も市場からの調達で資本を増強した。
引受のリーグテーブルで首位になったのは野村証券。東芝、三井住友、野村不動産HDなど大型案件で引受証券に入ったのが寄与した。メガバンクの増資で野村は、銀行の資本関係を持たない独立系である点や、販売力の強さを買われて引受証券に選考される傾向があり、最大6000億円の新株発行の計画を公表したみずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)の案件でも野村は引受証券に入っている。
リーグテーブル上位は以下の通り。
順位 証券会社 金額(億円) 件数
1(1) 野村証券 6029 11
2(3) 大和証券SMBC 2785 4
3(-) ゴールドマン・サックス 2461 1
4(2) シティ 927 2
5(-) バークレイズ・キャピタル 923 1
5(5) JPモルガン 923 1
7(8) みずほFG 48 3
8(-) いちよし証券 3 1
9(-) サムスン証券 2 1
注)カッコ内は前年同期の順位。円建ての数字は1ドル95円で換算した。
(ロイターニュース 江本 恵美)
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