イオンとセブン&アイ、100円の「第3のビール」を発売へ

2009年 06月 29日 19:36 JST
 
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 [東京 29日 ロイター] イオン(8267.T: 株価, ニュース, レポート)とセブン&アイ・ホールディングス(3382.T: 株価, ニュース, レポート)は29日、プライベートブランド(PB、自主開発商品)として「第3のビール」を発売すると発表した。両社ともにサントリー酒類(港区)と共同開発し、350ミリリットル缶で100円という低価格に設定。

 ビール系飲料(ビール・発泡酒・第3のビール)のなかでも伸びが顕著な第3のビールで、小売り大手がPB商品を投入したことは、ビール各社にとって脅威となりそうだ。 

 イオンが売り出すのは「トップバリュ 麦の薫り」。価格は、350ミリリットル缶で100円、500ミリリットル缶は145円と、通常の第3のビールより2割程度安く設定。7月末からジャスコやサティなどグループ31社、約3700店舗で発売し、年間3000万本の販売を計画している。 

 イオンとサントリーは1年掛けて商品開発に取り組んだという。製造はサントリーの工場で行い、イオンの物流センターへの直接納品や大量発注などでコストの低減を図った。

 現在、ビール系飲料市場では、第3のビールへの需要シフトが続いており、消費者から低価格品に対する要望が強かったという。今後、発泡酒やビールでPBを手掛けるかどうかについては「消費者からの意見や要望があれば検討していく」(広報)としている。

 一方、セブン&アイHDは「THE BREW」をセブン―イレブン(酒類扱いの1万2129店)、イトーヨーカドー、ヨークベニマルなど400店で7月下旬から発売する。セブン―イレブンでは350ミリリットル缶を123円、その他の店舗では350ミリリットル6缶パックを600円で販売する。

 サントリーは、2008年12月期にビール系飲料のシェアでサッポロホールディングス(2501.T: 株価, ニュース, レポート)を逆転し、第3位となった。大手流通のPBを製造することで、さらにシェア拡大を図る考えとみられる。

 大手ビール関係者は「価格競争は避けたい。ただ、低価格志向の消費者の需要が安価なPBに流れる可能性もあり、今後の消費者の動向を注意深く見たい」としている。

 (ロイター日本語ニュース 清水 律子記者)

 
 

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