東京株式市場・大引け=小反落、1万円乗せ後に先物に売り
日経平均 日経平均先物9月限
終値 9939.93 (-18.51) 終値 9930 (変わらず)
寄り付き 9889.34 寄り付き 9870
安値/高値 9874.00─10086.18 安値/高値 9860─10090
出来高(万株) 230723 出来高(単位) 101346
[東京 1日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は小反落。午前は為替市場で円安が進んだほか、6月の中国PMIが4カ月連続で50を上回ったことをきっかけに、寄り付きのマイナスからプラス圏に転じた。午後に個人投資家の買い活発化や、米系年金基金とみられる資金流入の観測などで上げ幅を拡大。1万円に乗せたものの、大引けにかけて手仕舞い売りに押された。先物に大口の売りが出たという。
市場では「短期筋のディーラーなどが、今晩の米ISM製造業景気指数を前にポジション調整売りに回った」(国内投信投資顧問)との声がきかれた。
東証1部騰落数は値上がり716銘柄に対して値下がり845銘柄、変わらずが135銘柄だった。東証1部売買代金は1兆5894億円だった。
きょう午後の東京市場は、コールオプションの売り方が1万円の大台乗せからヘッジの先物買いを進めたことで、裁定買いを交えて踏み上げ的な動きとなったという。ただ、「買い一巡後は材料の乏しさで、上値が抑えられた」(大手証券)との声が出ている。「午後2時半ごろ、北朝鮮によるミサイル発射が予定されているとの観測が一部の市場関係者の間に伝わり、売りが加速した」(国内証券)との声もきかれた。
一方で、日経平均は底堅さが継続している。ちばぎんアセットマネジメント運用部ファンドマネジャーの長壁啓明氏は、背景に堅調なアジア株とユーロ円上昇があると指摘した。
十字屋証券資金運用グループ・チームリーダーの岡本征良氏は、きょう発表された日銀短観6月調査で、想定為替レートが3月調査の97円台から94円台へと円高にシフトしたことに注目。「輸出企業中心に、為替に対応する体力がついてきたのではないか。為替が1ドル95円台でも日経平均が上昇できる地盤となり、1万円を固める基盤ができたと捉えることができる」と述べた。
業種別では銀行、不動産、繊維など内需系の上昇が目立った。空運、鉱業、石油・石炭は下落した。
個別銘柄では、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)、キヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)などの主力株が下落した。国際石油開発帝石(1605.T: 株価, ニュース, レポート)、住友金属鉱山(5713.T: 株価, ニュース, レポート)などの資源関連株、三井物産(8031.T: 株価, ニュース, レポート)など商社の一角が売られた。
みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)、三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)などの大手銀行株は堅調。中国のPMIが4カ月連続で50を上回ったことを受けて、コマツ(6301.T: 株価, ニュース, レポート)などの中国関連銘柄が買われた。「個人投資家好みの株で、個人の動きが活発だったことがわかる」(国内証券)という。
(ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子記者)
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