6月の新規投信設定額は2870億円、今年2番目の高水準
[東京 1日 ロイター] トムソン・ロイター傘下の投信情報サービス会社リッパーによると、6月に新規設定された公募投信は計33本、設定金額は2870億0400万円となった。本数は前月より4本増えたが、設定金額は4カ月ぶりに前月比で減少した。
ただ、年初来でみると、大型設定が多かった5月に次ぐ2番目の高水準で「個人投資家の投資意欲の改善傾向が鮮明になってきた」(大手証券)とみる向きが多い。 6月の新規ファンドで当初設定額が最大だったのは野村アセットマネジメントが24日に設定した「野村ピクテ・ジェネリック&ゲノム・ファンド」(販売は野村証券)で約709億8900万円。今年の新規ファンド設定額ランキングで3位となった。
6月の設定額2位はインベスコ投信投資顧問が16日に設定した「インベスコ中国株式ファンド」(販売は大和証券)で約499億2000万円、3位はフォルティス・アセットマネジメントが19日に設定した「日興フォルティス中国A株ファンド(愛称:万里)」(販売は日興コーディアル証券)で約497億7000万円だった。2本とも中国本土の人民元建てA株を組み入れるしくみの投信で、ともにほぼ満額設定となり、個人の中国株に対する根強い人気を裏付けた。
このほか、野村アセットが24日に設定した「野村RCM・グリーン・テクノロジー・ファンド」(販売は野村証券)も約486億3700万円を集める大型設定となった。同ファンドは、同日設定の「野村ピクテ・ジェネリック&ゲノム・ファンド」と同様、日本を含む世界の株式に投資するもので、海外資産への投資比率が高いことから、設定前の募集段階から為替市場では円売り材料として話題になったほか、株式市場でも関連銘柄が物色されるなど関心を集めていた。
6月の新規ファンドで設定当初に100億円以上集めたファンドは4本で、前月の7本を下回った。大型設定となった4本のファンドは前月と同様、軒並み証券会社が販売したものだった。ただ、リッパーのファンド・アナリスト、篠田尚子氏によると、設定上限に対する設定額の割合(達成率)では、みずほ投信の「条件付日経平均参照ファンド09─06(愛称:みらクル計画2)」(販売は横浜銀行(8332.T: 株価, ニュース, レポート))や、クレディ・アグリコル アセットマネジメントの「フローラ条件付運用型ファンド2009─6(日経平均株価判定型)<愛称:フローラ2>」(販売は千葉銀行(8331.T: 株価, ニュース, レポート))などの条件付運用型ファンドは90%を超えており「地銀も健闘している」。
(ロイター日本語ニュース 大林優香記者)
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