欧州市場サマリー(10日)

2009年 07月 11日 08:46 JST
 
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     1540GMT       9日

ユーロ/ドル   1.3918       1.4024

ドル/円    92.220       92.930

ユーロ/円   128.37      130.33

              10日終値     前営業日終値

株 FT100 4127.17(‐31.49) 4158.66

  クセトラDAX     4576.31(‐53.76) 4630.07

金 現物午後値決め 913.00 911.75

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(9月限)  99.075 (+0.005)  0.430(0.429)

独連邦債2年物 1.205(1.238)

独連邦債10年物(9月限) 122.31 (+0.33) 3.267(3.307)

独連邦債30年物   4.065(4.111)

 <為替> ドルと円が上昇。米企業決算シーズンが始まったほか、株式が軟調となるなか警戒感が高まっている。7月の米ミシガン大消費者信頼感指数速報値が低下し、リスク回避の姿勢が強まったことも、安全資産とされる両通貨の買いにつながっている。

 <株式> ロンドン株式市場は反落。週間では4週連続で下落した。さえない米経済指標が世界経済の見通しに一段の影を落としたほか、軟調なエネルギー株が相場を圧迫した。

 FT100種総合株価指数は週足では2.3%下落し、4月28日以来の安値となった。

 CMCマーケッツのシニアディーラー、ジャイルズ・リー氏は「きょうはファンダメンタルズがすべてそれほど心強いものではなかった。米貿易赤字が一段と縮小したことは内需の衰えを示している」と述べた。

 米商務省が発表した5月貿易統計は、貿易赤字が259億6000万ドルに縮小し、1999年11月以来の低水準となった。輸出が増加する一方、外国製品への需要も低迷した。

 ロイター/ミシガン大学の調査した7月の米消費者調査・速報値は64.6と前月の確報値70.8から低下し、3月以降最も低い水準となった。

 エネルギー株が軟調。米原油先物が1バレル=60ドルを下回った。BP(BP.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロイヤル・ダッチ・シェル(RDSa.L: 株価, 企業情報, レポート)、ガスのBGグループ(BG.L: 株価, 企業情報, レポート)、タロー・オイル(TLW.L: 株価, 企業情報, レポート)、ケアン・エナジー(CNE.L: 株価, 企業情報, レポート)が0.8―1.5%下落した。

 米石油シェブロン(CVX.N: 株価, 企業情報, レポート)が前日、国内製油マージンの落ち込みが第2・四半期業績を圧迫すると警告したこともセクターを圧迫した。

 保険株ではアヴィヴァ(AV.L: 株価, 企業情報, レポート)が4.9%安。減配に踏み切るとの見方が根強い。不透明感はセクター全体に広がり、スタンダード・ライフ(SL.L: 株価, 企業情報, レポート)、プルーデンシャル(PRU.L: 株価, 企業情報, レポート)、リーガル・アンド・ジェネラル(LGEN.L: 株価, 企業情報, レポート)、オールド・ミューチュアル(OML.L: 株価, 企業情報, レポート)が2.7―3.2%下落した。

 軟調な金属価格を背景に鉱山株も売られた。リオ・ティント(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)、カザキミス(KAZ.L: 株価, 企業情報, レポート)、ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ(ENRC.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロンミン(LMI.L: 株価, 企業情報, レポート)、BHPビリトン(BLT.L: 株価, 企業情報, レポート)が1.4―3.3%下落した。

 欧州株式市場は反落。週足では4週連続での下げとなった。企業決算や景気回復ペースめぐる懸念が圧迫し、医薬品・銀行株を中心に売りが優勢となった。

 FTSEユーロファースト300種指数は9.03ポイント(1.10%)安の814.29。終値ベースでは4月28日以来の安値。週足では3.4%下落した。

 DJユーロSTOXX50種指数は32.40ポイント(1.40%)安の2281.47。

 医薬品株の下げが目立ち、グラクソ・スミスクライン(GSK.L: 株価, 企業情報, レポート)、ノバルティス(NOVN.VX: 株価, 企業情報, レポート)、アストラゼネカ(AZN.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロシュ(ROG.VX: 株価, 企業情報, レポート)、サノフィ・アベンティス(SASY.PA: 株価, 企業情報, レポート)が1.1─2.4%安。

 競争の高まりや新薬の市場参入をめぐる問題など、さえない見通しが同セクターへの圧迫材料とみられている。

 この日発表された米指標では、7月米ミシガン大消費者信頼感指数速報値が前月(確報値)から低下し、3月以来の低水準となった。市場予想も下回った。

 原油価格が2%超下落する中、エネルギー株も値下がりした。BP(BP.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロイヤル・ダッチ・シェル(RDSa.L: 株価, 企業情報, レポート)、BGグループ(BG.L: 株価, 企業情報, レポート)、スタトイルハイドロ(STL.OL: 株価, 企業情報, レポート)、トタル(TOTF.PA: 株価, 企業情報, レポート)が0.6─1.7%安。

 米石油大手シェブロン(CVX.N: 株価, 企業情報, レポート)が9日米市場引け後に、国内製油マージンの落ち込みが第2四半期業績を圧迫するとの見通しを示したことも、センチメントを悪化させた。

 銀行株ではUBS(UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)が2.4%安。米政府がUBSに対し顧客の情報を提供するよう求めている問題で、マイアミ連邦地裁判事は8日、米司法省に対し、米国でのUBSの活動を停止させるような措置まで踏み込む用意があるのか、12日までに回答するよう命じた。

 サンタンデール(SAN.MC: 株価, 企業情報, レポート)、BNPパリバ(BNPP.PA: 株価, 企業情報, レポート)、HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)、ウニクレディトは1─3.7%安。

 <ユーロ圏債券> 上昇し、独連邦債先物は2カ月ぶり高値に迫った。企業業績や景気回復ペースに対する懸念が株価を押し下げ、安全資産とされる債券への需要が強まった。

 ロイター/ミシガン大学の調査した7月の米消費者調査・速報値が64.6と、3月以降最も低い水準となったほか、英国立統計局(ONS)が発表した6月の生産者物価統計が予想よりも弱い内容となったことは相場を支援した。

 独連邦債は英国債をアウトパフォームし、独連邦債10年物利回りは引けにかけ、英国債10年物利回りを47ベーシスポイント(bp)下回った。

 ウニクレディト(ミュンヘン)の債券ストラテジスト、コーネリウス・パープス氏は「特にダウやS&Pの下落を踏まえると、決算シーズンへの期待感は非常に低い。そのため上向きサプライズがもたらされる可能性が明らかに存在し、来週中に債券市場が反転する可能性が大いにある」と述べた。

 1530GMT時点で、独連邦債先物9月限は37ティック高の122.34で、2カ月ぶり高値に迫った。

 金利動向に左右されやすい独連邦債2年物利回りは3.8bp低下し1.200%。同10年物利回りは約4bp低下の3.3258%だった。

 イタリア財務省の高官はこの日ロイターに対し、今年の国債発行規模を当初予定の2200億ユーロから約2600億ユーロに引き上げる可能性を明らかにしたが、相場の反応は限られた。

 来週予定されているイタリア国債の入札規模が年初来最小になるとのニュースは、独連邦債を支援した。

 10年物のイタリア国債と独連邦債の利回り格差は117bp付近を推移した。

              [東京 11日 ロイター]

 
 

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