米アップルが新OS発表、法人市場への進出を加速

2009年 06月 9日 17:12 JST
 
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 [サンフランシススコ 8日 ロイター] 米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)は8日、今年9月から販売する次期基本ソフト(OS)「マックOS X(テン)スノーレパード」を発表した。米マイクロソフト(MSFT.O: 株価, 企業情報, レポート)のメールサーバーソフト「エクスチェンジ・サーバー2007」のサポートを組み込み、企業内メールシステムへのアクセスを容易にするなどの改良が加わっている。

 これまでデジタル音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」や携帯電話端末「iPhone(アイフォーン)」など消費者向け市場で存在感を高めてきた同社だが、ここにきてマイクロソフトや米デル(DELL.O: 株価, 企業情報, レポート)の牙城とも言える企業向け市場への進出を加速している。

 アップルの製品マーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィル・シラー氏はロイターとのインタビューに応じ、新OSが「企業向け市場で大きな助けになるだろう」とコメント。「われわれは法人顧客に対し、そのIT部門がマックに満足するような、真に優れたソリューションを提供する必要がある。ここ数年間多くのことをしてきたが、今回のエクスチェンジのサポートは本当に大きな意味を持つと思う」と述べた。

 アナリストは、マックの新OSが「エクスチェンジ」をサポートすることについて、従来マイクロソフトの「ウィンドウズ」と米ヒューレット・パッカード(HP)(HPQ.N: 株価, 企業情報, レポート)やデル、レノボ(0992.HK: 株価, 企業情報, レポート)のパソコン(PC)という組み合わせがほぼ独占してきた法人市場でアップルが存在感を増すための極めて重要な一歩だとみている。調査会社インタープリトのアナリスト、マイケル・ガーテンバーグ氏は「最も重要かつミッションクリティカルなアプリケーションの1つであるエクスチェンジのサポートによって、企業向け市場全体への道が開かれる」と述べた。

 一方、新OSにより消費者向け市場でのマックの魅力が増すと指摘するアナリストもいる。カレント・アナリシスのアビ・グリーンガート氏は「これがアップルにとってどれほど大きなことか、人々が理解しているとは思えない」と語る。「必ずしも企業がマックを大量に採用するとは限らない。しかし自分がマックへの買い替えを迷う消費者で、自宅のPCからオフィスにつなぎたいと考える場合、エクスチェンジによってオフィスへの接続も可能になり、マックユーザーとなれるのだ」と、新OSがもたらす可能性を説明した。

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