中国投資有限公司、米ブラックストーンのヘッジファンドに約5億ドル投資へ=関係筋
[ニューヨーク 19日 ロイター] 中国の政府系ファンド(SWF)、中国投資有限公司(CIC)は、米プライベートエクイティ大手ブラックストーン・グループ(BX.N: 株価, 企業情報, レポート)のヘッジファンド部門に約5億ドル投資する見通し。関係筋が19日明らかにした。
米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙がこれより先、報じたところによると、CICによるブラックストーンのヘッジファンドへの投資は、包括的な現金運用対策の一環。
同紙が匿名の関係筋の話として伝えたところによると、CICの楼継偉会長は、市場が底に近づいていることから投資機会を逃すことに懸念を示しているという。
WSJによると、CICはこれまでにイートン・パーク・キャピタル・マネジメントのエリック・ミンディッチ氏やポールソンのジョン・ホールソン氏らヘッジファンドマネジャーから打診を受けている。また、昨年にはルネッサンス・テクノロジーズの代表ジェームズ・シモンズ氏が、株式売却についてCICと交渉したが、成立しなかったという。
WSJは、CICがどの程度ヘッジファンドに資金を割り当てるかは不明としたが、当局が資産運用マネジャーに全体で最大800億ドルを与える計画だと過去に述べていたと伝えた。
CIC、ブラックストーンおよび各ヘッジファンドはWSJに対し、コメントを拒否した。
ブラックストーンのファンド・オブ・ヘッジファンズ部門はニューヨークを拠点とし、J・トミルソン・ヒル氏が運営している。
CICは、米モルガン・スタンレー(MS.N: 株価, 企業情報, レポート)とブラックストーンへの投資に絡む損失を受け、海外事業の拡大に慎重になっていたが、世界的な金融危機の緩和に伴い、最近になって海外市場への関心をあらためて示している。
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