欧州市場サマリー(15日)
1305GMT 14日
ユーロ/ドル<EUR=> 1.5977 1.5903
ドル/円<JPY=> 104.75 106.14
ユーロ/円<EURJPY=> 167.37 168.86
15日終値 前営業日終値
株 FT100 5171.9 (‐128.5 5300.4
クセトラDAX 6081.70(‐118.55) 6200.25
金 現物午後値決め 986.00 968.00
(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 94.990 (+0.020) 4.309(4.184)
独連邦債2年物 4.331(4.381)
独連邦債10年物(9月限) 112.35 (+0.07) 4.390(4.395)
独連邦債30年物 4.776(4.752)
--------------------------------------------------------------------------------
<為替> ドルが対ユーロで最安値をつけている。米金融セクターの健全性に対する
懸念が引き続き投資家心理を圧迫している。
<株式> ロンドン株式市場は反落。FT100種総合株価指数.FTSEは2005年
10月以来の安値で引けた。経済成長をめぐる懸念が相場を全般的に押し下げた。
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が上院銀行委員会で証言し、多くの金融市
場や各機関は依然かなりの緊張の下にあると指摘。住宅市場の低迷、クレジット状況の一
段のひっ迫、原油高は米経済を脅かしているとの見方を示した。
金融株ではバークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
(RBS.L: 株価, 企業情報, レポート)、HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)、HBOS(HBOS.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロイズTSB(LLOY.L: 株価, 企業情報, レポート)、スタンダード・
チャータード(スタンチャート)(STAN.L: 株価, 企業情報, レポート)が3.2―7.1%下落。
バークレイズ・ストックブローカーズの株式ストラテジスト、ヘンク・ポッツ氏は、連
邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)(FNM.N: 株価, 企業情報, レポート)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)
(FRE.N: 株価, 企業情報, レポート)が直面している問題は依然、市場にとっての根本的な課題を強調していると指摘。
「日々の市場ではインフレ高進、住宅価格の下落、企業や消費者の信頼感の弱さが注目さ
れており、それが投資家の信頼感を圧迫しているのが現実だ」と述べた。
金属価格の下落を受けて鉱山株にも売りが出た。BHPビリトン(BLT.L: 株価, 企業情報, レポート)、リオ・ティ
ント(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)、アングロ・アメリカン(AAL.L: 株価, 企業情報, レポート)、エクストラータ(XTA.L: 株価, 企業情報, レポート)、ベダンタ・リソ
ーシス(VED.L: 株価, 企業情報, レポート)、ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ(ENRC)(ENRC.L: 株価, 企業情報, レポート)、アント
ファガスタ(ANTO.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロンミン(LMI.L: 株価, 企業情報, レポート)は4.1―6.4%安。カザキミス(KAZ.L: 株価, 企業情報, レポート)は
5.4%安。
原油価格の下落は石油株の売りにつながり、BP(BP.L: 株価, 企業情報, レポート)やロイヤル・ダッチ・シェル・
グループ(RDSa.L: 株価, 企業情報, レポート)は約2.6%安となった。
欧州株式市場は金融サービスセクターへの懸念を背景に大幅下落し、FTSEユー
ロファースト300種指数は3年ぶりの安値で引けた。ただ、原油価格が急落したことが
下支えとなり、この日の最安値からは戻した。
米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長が議会証言で、金融市場は引き続き「か
なりの緊張下」にあると発言し、銀行株が圧迫された。
銀行株ではロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)(RBS.L: 株価, 企業情報, レポート)が7.1%安、
アライド・アイリッシュ・バンク(ALBK.I: 株価, 企業情報, レポート)が9.9%安、ナティクシス(CNAT.PA: 株価, 企業情報, レポート)が
9.7%安、UBS(UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)が6.3%安となった。
ベルギー・オランダ系金融サービス・グループのフォルティス(FOR.AS: 株価, 企業情報, レポート)(FOR.BR: 株価, 企業情報, レポート)は11
%安。オランダの監督当局が同社の資金計画を調査する方針を明らかにしたことで、追加
資本調達を迫られるとの懸念が高まった。ただ、フォルティスは新たな資本調達は計画し
ていないとしている。
金属価格が下落したことで、鉱山株が値下がりした。リオ・ティント(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)は4.3
%、BHPビリトン(BLT.L: 株価, 企業情報, レポート)は4.8%、エクストラータ(XTA.L: 株価, 企業情報, レポート)は4.1%それぞれ下落
した。
<ユーロ圏債券> 続伸。金融セクターの健全性や経済見通しに対する不安が根強いな
か、安全資産としての債券買いが継続した。
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長はこの日の議会証言で、金融市場や金融機
関が依然かなりの緊張下にあると指摘した。
欧州株は3年ぶりの安値をつけ、ドルは対ユーロで最安値を更新した。
ノルデアの首席アナリスト、ニルス・フロム氏は「資産クラス間で広範なリスク回避が
みられる。バーナンキ議長は金融業界の成長や諸動向を心配しているように感じる。従っ
て債券利回りは低下しており、市場ではFRBが年内金利を据え置くと予想されている」
と述べた。
7月の独ZEW景気期待指数がマイナス63.9と過去最低になったことも債券の支援
材料となった。
トレーダーによると、原油下落で株価が持ち直すにつれ、債券は伸び悩んだ。
EONIA(ユーロ無担保翌日物平均金利)が織り込む、欧州中央銀行(ECB)によ
る年内の4.5%への利上げ確率は50%程度となっている。
[東京 16日 ロイター]
© Thomson Reuters 2008 All rights reserved.



総裁選や代表選、問われる成長と停滞の岐路

