欧州市場サマリー(22日)
1337GMT 21日
ユーロ/ドル<EUR=> 1.5887 1.5929
ドル/円<JPY=> 106.63 106.41
ユーロ/円<EURJPY=> 169.41 169.48
22日終値 前営業日終値
株 FT100 5364.1(‐40.2) 5404.3
クセトラDAX 6442.79(+17.95) 6424.84
金 現物午後値決め 961.50 960.50
(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 94.945 (+0.015) 4.322(4.339)
独連邦債2年物 4.596(4.619)
独連邦債10年物(9月限) 110.13 (‐0.07) 4.637(4.632)
独連邦債30年物 4.912(4.903)
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<為替> ドルが上昇。米連邦準備理事会(FRB)はインフレ高進を受けて利上げを
余儀なくされる可能性があるとフィラデルフィア地区連銀のプロッサー総裁が語ったこと
や、ポールソン米財務長官が強いドルは米国の利益だとあらためて述べたことが手掛かり
となった。
<株式> ロンドン株式市場は4営業日ぶりに反落。景気懸念から銀行株が売られた
ほか、業績見通しを発表したボーダフォン(VOD.L: 株価, 企業情報, レポート)やエンタープライズ・インズ(ETI.L: 株価, 企業情報, レポート)が
下落した。
FT100種総合株価指数.FTSEは40.2ポイント(0.74%)安の
5364.1。一時5282.8まで下げた。年初からは17%近く下落している。
ボーダフォンは13.6%安と、2006年10月以来の低水準で引けた。通年の収入
が従来予想レンジの下限近くになるとの見通しを示したことが嫌気された。
銀行株も軟調。米大手銀行ワコビアの決算を受け一段安となった。ワコビアの第2・四
半期は88億6000万ドルの赤字となり、減配や人員削減を発表した。
バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロイズTSB(LLOY.L: 株価, 企業情報, レポート)、HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)、HBOS(HBOS.L: 株価, 企業情報, レポート)
は0.1─2.9%下落した。
ハーグリーブス・ランズダウンのアナリスト、キース・バウマン氏は「このところ一部
米銀からは心強いコメントが聞かれていたが、クレジット市場に関する問題は終わったと
言い切ることは難しい」と語った。そのうえで「数日間は(株式市場が)決算に左右され
るのは間違いない」と述べた。
パブチェーンのエンタープライズ・インズも13.4%安と下げがきつかった。ビール
販売低迷などで収益が圧迫されているとの見方を示した。
ロンミン(LMI.L: 株価, 企業情報, レポート)は5.2%高。トレーダーは、エクストラータ(XTA.L: 株価, 企業情報, レポート)が買収を提案す
るとの観測を指摘した。ロンミンからのコメントは得られていない。エクストラータは
3%安。
石油株では、BP(BP.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロイヤル・ダッチ・シェル・グループ(RDSa.L: 株価, 企業情報, レポート)、ケアン・エ
ナジー(CNE.L: 株価, 企業情報, レポート)、タロー・オイル(TLW.L: 株価, 企業情報, レポート)が0.8─6.2%上昇した。
欧州株式市場は反落。原油の下げが相場を下支える一方、英ボーダフォン(VOD.L: 株価, 企業情報, レポート)
の見通しが失望感を誘ったほか、米銀ワコビア(WB.N: 株価, 企業情報, レポート)の赤字決算が金融株を圧迫した。
前日発表された米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)やテキサス・インスツルメンツ(TI)(TXN.N: 株価, 企業情報, レポート)の
四半期決算も圧迫材料となった。通年売上高見通しを予想の下限付近に引き下げたことが
嫌気された。
ボーダフォンは約14%安。
FTSEユーロファースト300種指数は5.12ポイント(0.44%)安
の1165.04。一時2%安となった。
DJユーロSTOXX50種指数は7.68ポイント(0.23%)安の
3326.24。
ワコビアの第2・四半期決算は88億6000万ドルの赤字となり、同社は減配実施を
明らかにした。
UBS(UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)、サンタンデール(SAN.MC: 株価, 企業情報, レポート)、英ロイヤル・バンク・オブ・スコットラ
ンド(RBS)(RBS.L: 株価, 企業情報, レポート)などに売りが出た。
フランス・ベルギー系金融サービスグループのデクシア(DEXI.BR: 株価, 企業情報, レポート)は11.5%安。ム
ーディーズは、デクシアの米金融保証部門FSAの格付け「AAA」を引き下げる可能性
があることを明らかにした。
ボーダフォンの見通し引き下げは通信株全体を圧迫し、DJユーロSTOXX通信株指
数は6.8%安。テレフォニカ(TEF.MC: 株価, 企業情報, レポート)は5.6%安、ドイツテレコム
(DTEGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)は4.4%安、フランステレコム(FTE.PA: 株価, 企業情報, レポート)は3.6%安。
DJユーロSTOXX欧州ハイテク株指数は2.8%安。
アップルが示した第4・四半期(7─9月)の利益見通しが予想に届かなかったほか、
TIも第3・四半期について慎重な見方を示した。
エリクソン(ERICb.ST: 株価, 企業情報, レポート)の四半期利益は予想を上回ったものの、ハイテクセクターに対す
る弱いセンチメントに圧迫され11.1%安。インフィニオン(IFXGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)やアルカテル・
ルーセント(ALUA.PA: 株価, 企業情報, レポート)、ASML(ASML.AS: 株価, 企業情報, レポート)が安い。
<ユーロ圏債券> 10年物利回りが約2週半ぶり水準に上昇。原油価格の下落を受け
て景気の先行き懸念が和らぎ、株式が下げ渋ったことが背景。
米フィラデルフィア地区連銀のプロッサー総裁は比較的早期の利上げの可能性をほのめ
かした。これを受けて米債券は下落。独連邦債10年物もこれに追随した。
休暇中の市場参加者が多い中、独連邦債30年物40億ユーロの入札を翌日に控え警戒
感が広がり、この日は一段と薄商いとなった。
トレーダーは「午後は米国債の下げに追随した。明朝の独連邦債30年物入札が終わる
まで上値を抑える可能性がある」と指摘。「この日は原油下落が成長にとって好材料とみ
なされ、株式市場を支援した」と述べた。
1535GMT時点で、独連邦債先物9月限FGBLU8はほぼ変わらずの110.21。
出来高は100万枚を割り込み、1日平均の半分となった。
独連邦債10年物利回り<EU10YT=RR>は0.5ベーシスポイント(bp)上昇し
4.637%。同2年物<EU2YT=RR>利回りは2.3bp低下し4.596%。
2・10年債のイールドカーブはスティープ化し、約4bpとなった。前日終盤は
1.7bpだった。
欧州銀行間取引金利(EURIBOR)先物<0#FEI:>は、2009年の各限月が最大
3ティック上昇。
JPモルガンの欧州債券ストラテジスト、ジャンルカ・サルフォード氏は「多くの市場
参加者が休暇中で、インフレと成長のトレードオフについて明確な見方がないことから、
全般的にリスク選好はほとんどみられない」と指摘した。
ユーロ翌日物無担保金利加重平均(EONIA)が織り込む12月までの
0.25%利上げの確率は75%。来年1月までの利上げ確率はほぼ完全に織りこんでい
る。
金利スワップ市場では2年物スプレッドが72bpに小幅拡大。10年物スプレッドは
約44bpでほぼ変わらずだった。
[東京 23日 ロイター]
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