欧州市場サマリー(24日)
1326GMT 23日
ユーロ/ドル<EUR=> 1.5677 1.5687
ドル/円<JPY=> 107.77 107.95
ユーロ/円<EURJPY=> 168.95 169.36
24日終値 前営業日終値
株 FT100 5362.3(‐87.6) 5449.9
クセトラDAX 6440.70(‐95.39) 6536.09
金 現物午後値決め 928.00 926.50
(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 94.985 (+0.040) 4.305(4.318)
独連邦債2年物 4.419(4.589)
独連邦債10年物(9月限) 110.89 (+0.92) 4.554(4.659)
独連邦債30年物 4.834(4.871)
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<為替> ドルが対ユーロで上昇。ユーロ圏で弱い指標が相次いだことを受けて利上げ
観測が後退し、ユーロを圧迫している。
<株式> ロンドン株式市場は反落。世界的な経済成長や金融市場の緊張をめぐる
懸念が引き続き市場心理を圧迫し、金融株が売られた。商品価格が軟調となったことを
受け、石油・鉱山株も値下がりした。
一方、原子力発電のブリティッシュ・エナジー(BGY.L: 株価, 企業情報, レポート)や小売のキングフィッシャー
(KGF.L: 株価, 企業情報, レポート)は逆行高となった。
スイスの金融大手クレディ・スイス・グループ(CSGN.VX: 株価, 企業情報, レポート)の第2・四半期決算が予想を
下回る減益にとどまったことから、金融株は一時値上がりする場面もあった。ただ、
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)(RBS.L: 株価, 企業情報, レポート)、バークレイズ
(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)、HBOS(HBOS.L: 株価, 企業情報, レポート)、HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロイズTSB(LLOY.L: 株価, 企業情報, レポート)、スタンダード
・チャータード(STAN.L: 株価, 企業情報, レポート)は0.6―2.5%安となった。
コメルツ銀行の英エコノミスト、ピーター・ディクソン氏は「過去1週間ほどかなり上
昇していたので、調整局面となったとしても驚きではない」と指摘。「市場心理は全般的
に悪い。相場の重しとなったもともとの要因はまだ存在する」と述べた。
この日発表された指標は景気鈍化や住宅市場の低迷を示した。
6月の米中古住宅販売が予想以上の落ち込みとなり、年率での販売戸数が10年ぶり低
水準となった。
6月の英小売売上高は前月比3.9%減となり、1986年1月の集計開始以来の大幅
な下落となった。
ユーロ圏サービス部門の指標も弱かったほか、ドイツ・フランス・イタリアの指標も予
想を下回った。
原油価格が7週間ぶり水準まで下落したことを受けて石油株が売られた。また、非鉄金
属価格の下落は鉱山株を圧迫した。
ガスのBGグループ(BG.L: 株価, 企業情報, レポート)、BP(BP.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロイヤル・ダッチ・シェル・グル
ープ(RDSa.L: 株価, 企業情報, レポート)、ケアン・エナジー (CNE.L: 株価, 企業情報, レポート)、タローオイル(TLW.L: 株価, 企業情報, レポート)は1.3―6.3%安
となった。
鉱山株ではBHPビリトン(BLT.L: 株価, 企業情報, レポート)が4.7%安、アングロ・アメリカン(AAL.L: 株価, 企業情報, レポート) が
2.3%安、ロンミン(LMI.L: 株価, 企業情報, レポート) が6%安、ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ
(ENRC)(ENRC.L: 株価, 企業情報, レポート)が6.5%安となった。
ブリティッシュ・エナジーは6.2%高。同社の買収をめぐり、一社との交渉がかなり
進んでいることを明らかにした。業界筋は仏電力公社(EDF.PA: 株価, 企業情報, レポート)が買収に向け交渉をしてい
ると指摘した。
キングフィッシャーは6.5%高。一時15%超上げた。既存店売上高の伸びと利益率
改善を明らかにしたことが好感された。
欧州株式市場は反落。ダイムラー(DAIGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)、ルノー(RENA.PA: 株価, 企業情報, レポート)の業績見通しの下
方修正を受けて自動車株が売られ、弱い商品相場が石油・鉱山株を押し下げた。
一方、クレディ・スイス(CSGN.VX: 株価, 企業情報, レポート)は5.3%高と急伸した。この日発表した第2・四
半期決算が予想を下回る減益にとどまり、投資銀行部門は黒字を回復した。
ただ同行の決算は他の銀行株を支援するには至らず、DJユーロSTOXX欧州銀行株
指数は0.6%下落した。
オランダの郵便会社TNT(TNT.AS: 株価, 企業情報, レポート)は16%安と急落。同社と米宅配大手フェデックス
(FDX.N: 株価, 企業情報, レポート)の買収交渉打ち切りを伝える米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の
報道を嫌気した。
FTSEユーロファースト300種指数は18.19ポイント(1.53%)
安の1170.80。
DJユーロSTOXX50種指数は32.92ポイント(0.97%)安
の3354.58。
自動車株に売りが出た。ダイムラーが2008年の業績見通しを下方修正したほか、ル
ノーも英国など欧州での販売低迷を理由に2009年の販売台数目標を330万台から3
00万台に引き下げた。
ダイムラーは9.6%安、PSAプジョー・シトロエン(PEUP.PA: 株価, 企業情報, レポート)は7.2%安、ルノ
ーは3.4%安となった。同セクターは前日、フォルクスワーゲン(VW)(VOWG.DE: 株価, 企業情報, レポート)な
どの堅調な決算を好感し上昇していた。
鉱山株も軟調だった。ニッケルが需要低迷を背景に2年ぶり安値となり、世界経済の成
長に対する懸念から銅が下落した。リオ・ティント(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)は3.8%安、エクストラー
タ(XTA.L: 株価, 企業情報, レポート)は6.1%安。
米原油先物が一時7週間ぶり安値に下落した後、1バレル=124ドル付近で推移する
なか、石油株が下落した。BP(BP.L: 株価, 企業情報, レポート)は1.8%安。
予想を上回る米新規失業保険申請件数や10年ぶり低水準となった6月の米中古住宅販
売も圧迫要因だった。
<ユーロ圏債券> 大幅に上昇した。景気の減速や景況感の悪化を示す一連の統計を
受けて株価が下落し、安全資産への逃避が進んだ。
米新規失業保険申請件数の増加や米中古住宅販売の減少も米国の労働・住宅市場の弱さ
を浮き彫りにする形となり、欧州の債券市場を押し上げた。
7月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)とサービス部門PMIは、いずれ
も前月から低下し予想を下回った。7月のIFO業況指数も97.5と予想を下回り、ほ
ぼ3年ぶりの低水準となった。
RIAキャピタル・マーケッツのストラテジスト、レニー・ドベリ氏は「依然として景
気後退に向かっている。余地は限られているが、金利引き下げの可能性があるとの見方が
出ている」と述べた。「市場のボラティリティーが高いときは、短期的により安全な資産
に向かいやすい」とも指摘した。
あるトレーダーは独連邦債先物9月限FGBLU8について、21日につけた110.95
を試しており、ここを上抜けると111.30付近まで上昇する可能性があるとの見方を
示した。
2・10年債のイールドカーブは一段とスティープ化し、スプレッドは前日終盤の
8bpから14.4bpに拡大した。
欧州銀行間取引金利(EURIBOR)先物<0#FEI:>の2009年各限月は最大
20.5bp上昇した。
弱い経済指標を受けて、欧州中央銀行(ECB)が年内に追加利上げを行うとの観測が
後退したことから、2年債利回りが低下した。
ユーロ翌日物無担保金利加重平均(EONIA)が織り込む12月までのECBによる
0.25%利上げの確率は約65%。指標の発表前は80%程度だった。
[東京 25日 ロイター]
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