東南アジア株式=急伸、景気回復期待が上押し
[バンコク 26日 ロイター] 26日の東南アジア株式市場は、底堅い米経済指標を眺めて景気回復は近いとの期待感が強まり、急伸して引けた。シンガポール市場とマニラ市場は数週間ぶり高値をつけた。
この日の相場は、米国や他のアジア地域の株高に押し上げられる形となったが、アナリストは慎重な姿勢を崩していない。
NRAキャピタルのケビン・スカリー氏は「米市場は激しい値動きの後、やや上昇して引けた。ただ、底流では地合いの悪さが続いているとみている」と述べた。
シンガポールのストレーツ・タイムズ指数(STI).FTSTIはほぼ4%高で取引を終えた。上げを主導したのは7.7%高の不動産大手キャピタランド(CATL.SI: 株価, 企業情報, レポート)。米新築住宅販売が10カ月ぶりの増加幅を記録したことで、不動産市場をめぐる投資家心理が改善した。
金融株も高い。DBSグループ(DBSM.SI: 株価, 企業情報, レポート)は3.8%高、華僑銀行(OCBC)(OCBC.SI: 株価, 企業情報, レポート)は4.1%、大華銀行(UOB)(UOBH.SI: 株価, 企業情報, レポート)も2.1%高で引けた。
タイのバンコク市場.SETIは0.6%高で終了。当地のディーラーによると、反政府抗議行動を受けて当面は政治的緊張が強まる恐れがあるものの、暴力ざたにまで発展していないため、相場への影響は限定的だったという。
カシコーン銀行KBAN.BK>は引けにかけてにぎわい、2.2%高で引けた。タイ石油会社(PTT)PTT.BKは0.6%高。エネルギー規制当局が、天然ガスパイプラインの使用料の引き上げを承認したことが好感された。値上げに伴い、PTTは1月当たり約1億5000万バーツの増収になる可能性がある。
マレーシアのクアラルンプール市場は0.8%高と2日続伸して終了。リゾート・ワールドRWBW.KLは6.8%高、建設大手ガムダ(GAMU.KL: 株価, 企業情報, レポート)は4.1%高だった。
カジノ運営会社ゲンティンGNTG.SIは4.3%高、建設大手IJMコープ(IJMS.KL: 株価, 企業情報, レポート)は2.9%高。いずれも米メリルリンチの買い推奨が手掛かり材料となった。
フィリピンのマニラ市場.PSIは2.5%高と、10週間ぶり高値で取引を終えた。フィリピン・ロング・ディスタンス・テレホン(TEL.PS: 株価, 企業情報, レポート)は1.5%高、電力会社エナジー・デベロップメント(EDC.PS: 株価, 企業情報, レポート)は5.7%高。
2008年決算で2倍以上の増益を計上した食品大手サンミゲル(SMC.PS: 株価, 企業情報, レポート)(SMCB.PS: 株価, 企業情報, レポート)は6.3%高と急伸した。
ベトナムのホーチミン市場.VNIは3日続伸し、3.1%高で終了。インドネシアのジャカルタ市場は休場だった。
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