東南アジア株式=大半が下落、ジャカルタ市場は利下げ受け上昇
[バンコク 3日 ロイター] 3日の東南アジア株式市場は、暗めの内容の米雇用統計を嫌気した米株安を受け、主要市場の株価が約1週間ぶりの安値水準に下落した。ただジャカルタ市場は利下げを好感し、前日終値を上回って引けた。
2日の米株価が2.63%下落したことを受けて、3日のアジア市場は幅広く値下がりした。米雇用統計で非農業部門就業者数が予想を上回る減少だったことで、景気回復見通しへの警戒感が復活した。
タイの証券会社筋は「米統計が弱い内容だったことで世界的な景気回復のスピードへの疑念が生じる中、地合いはかなり暗い。スローペースの景気回復は商品(コモディティー)相場にも打撃を与えるため、石油関連株の大半が下落した」と述べた。
シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI).FTSTIは0.91%下落し、約1週間ぶりの安値水準。バンコク市場のSET指数.SETIは0.5%下落し、1週間ぶりの安値で引けた。クアラルンプール市場は0.56%安。マニラ市場.PSIは0.27%安。
一方、ジャカルタ市場.JKSEは1.3%の下落から回復し、0.46%高で終了。インドネシア中央銀行が主要政策金利を0.25%引き下げ、過去最低の6.75%としたほか、今年の経済成長率が予想レンジ(3 4%)の上限に達するとの見通しを示したことを受けた。
ベトナムのホーチミン市場.VNIも上昇し、0.38%高で引けた。
シンガポール市場では優良株が下落を主導し、不動産開発最大手キャピタランド(CATL.SI: 株価, 企業情報, レポート)は0.55%安、DBSグループ・ホールディングス(DBSM.SI: 株価, 企業情報, レポート)は0.52%安、大華銀行(UOB)(UOBH.SI: 株価, 企業情報, レポート)は1.66%安。
バンコク市場では石油株と石油化学株が下落を主導。PTTエクスプロレーション・アンド・プロダクション(PTTEP)PTTE.BKは1.55%安、PTTケミカルPTTC.BKは2.02%安。
一方石炭最大手のバンプー(BANP.BK: 株価, 企業情報, レポート)は下落傾向に逆行し、0.31%高。同社はロイター通信に対し、需要が下半期に上向く見通しであることから、通年売上げ目標を達成する軌道上にいるとの見方を示した。
ジャカルタ市場では、通信関連の大型株が上昇を主導。テルコム(TLKM.JK: 株価, 企業情報, レポート)は4.88%上伸し、5月23日以来の高値。インドサット(ISAT.JK: 株価, 企業情報, レポート)は5.77%高。
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