UPDATE1: 大東建託<1878.T>ファンドの買収案で説明せず、焦点は依然経営陣の判断
[東京 4日 ロイター] 大東建託(1878.T: 株価, ニュース, レポート)は4日の決算説明会で、同社の多田勝美会長が保有する大東建託の株式約29%の行方について、中途段階での説明は控えると述べるにとどめ、現状や結論のタイミングなどについて明言を避けた。
大東建託の中板秀之・業務本部長は、創業者で筆頭株主の多田会長の保有株式の行方について、投資家や市場からの「関心は高いとは重々承知しているが、断片的に情報を提供しても憶測を呼ぶ」とコメント。さらに「従来から多田会長は引退したら株式は処分すると言ってきており、何年も前からそういった話はあった。最終的に決定した段階では明らかにするが、中途段階では説明は控える」と語った。
いつまでに最終決定を出すかとの問いに対しても「時期についても決まるまで分からない」と明確な回答を避けた。
決算説明会に出席したアナリストなど一部の市場関係者からは、大株主の保有する株式の扱いなので「(この日の)決算説明会の質疑応答でも質問が出ると想像できたであろうに(三鍋伊佐雄)社長が出てきて説明しないのは失望だ」と発言する場面もあった。
大東建託をめぐっては、多田会長が自身で保有する同社株を売却する方針に対し、2007年末、米ファンドのエートス・キャピタル、森トラスト(東京都港区)、国内系ファンドのユニゾン・キャピタル(東京都千代田区)の3社が約3000億円の買収案を提示していた。
同時にエートス陣営は、会長の保有分だけでなく、大東建託の発行済み株式のすべてを取得し、同社を非上場化する案も提示。焦点は大東建託の取締役会が買収案に賛同するか否かに集まっているが、現経営陣からは依然として明確な決定や説明がないままの状態が続いている。
大東建託の4日株価終値は、前営業日比10円安の5890円。
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