再送:〔アングル〕12月百貨店売上前年比は11月より悪化の見込み、年初の売上は堅調

2008年 01月 17日 14:04 JST
 
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*この記事は8日に配信しました。

 [東京 8日 ロイター] ロイターが実施した聞き取り調査によると、18日に発

表される12月の全国百貨店売上高の前年比変化率は、11月の前年比0.9%増より悪

化し、2カ月ぶりにマイナスに落ち込む可能性が出てきた。しかし年初の売り上げについ

ては、初売りが好調で、これまでのところプラス圏で推移している。株価下落や石油製品

・食品値上げの家計・消費への悪影響については見方が分かれた。

 

 12月の主要百貨店売上高の速報値は、10社のうち8社で、前年比変化率が11月よ

りも悪化した。また10社中5社で、前年比マイナスとなった。

 各社からは「西日本を中心に気温が高めに推移したこともあり、衣料品を中心に苦戦」

(大丸)、「ファッション部門ではクリアランスセール前の買い控えもあり不調だったほ

か、食品部門もお歳暮の早期受注キャンペーンで好調だった11月の反動もあり伸び悩ん

だ」(三越)などの声が聞かれた。

 1月初旬については、2日の初売り好調の影響で、これまでのところ総じてプラスを維

持している。三越では、2─3日計で売上げが前年比約12%増となるなど、全店で福袋

・クリアランスセールともに順調なスタートとなった。伊勢丹でも、2日の本店の売上げ

は約3.1%増の27.8億円程度となり、過去最高を更新したという。

 大丸では、昨年11月6日に移転オープンした東京店のかさ上げ効果も売上げ増に寄与

した。また「暖冬で12月までコートなどの動き鈍かったが、年初のセールで好調に動い

ている」(ミレニアムリテイリング)、「12月の反動もありクリアランスセールが良い」

(小田急)などの声も聞かれた。

 最近の株価下落、石油製品・食品の価格上昇などの悪影響については見方が分かれた。

 「(12月は)宝飾品などの高額品も逆資産効果等の影響のため、前年比マイナスと

なった」(高島屋)、「去年11月下旬くらいから株が安くなり、その後、高額品の売れ

行きが悪くなっている」(三越)、「衣料品や高額品に影響が出てきている」(J.フ

ロントリテイリング)などマイナスの効果を指摘する声がある一方、「さほど影響は感じ

られない」(ミレニアムリテイリング)、「特に顕著な影響は出ていない」(小田急)と

の指摘も聞かれた。

 一方、プラス効果を指摘する向きもある。京王は「暖房費節約のため、ルームシューズ、

タイツなどを買うなど、新しい需要が生まれている部分もある」と指摘した。

 主要百貨店売上高(前年比%、▲はマイナス)

 

        11月   12月速報   1月上旬

伊勢丹8238.T(全店)    +2.1  +0.2  +4.3%(6日まで)

三越2779.T(全店店頭)   ▲3.4  ▲5.2  前年比増加(7日まで)

高島屋(8233.T: 株価, ニュース, レポート)(18店)   +0.5  ▲1.9  前年並み(7日まで)

松屋(8237.T: 株価, ニュース, レポート)(銀座店)     ▲2.9  +1.4  +1.9(6日まで) 

大丸(直営12店)      +5.1  +0.5  +5%程度(6日まで)

松坂屋(直営8店)      +3.4  ▲4.7  ▲0.3(6日まで)

京王(新宿店・店頭)     +2.4  ▲0.3  +1.8(7日まで)

そごう(全店)        ▲0.8   0    +3(6日まで)

西武(全店)         +2.3  +1    +3(6日まで)

小田急(全店)        +1.7  ▲3.5  プラスで推移(7日まで)

 *ミレニアムリテイリングは、持ち株会社傘下の西武百貨店とそごうを個別に集計

している。

 *J.フロントリテイリング(3086.T: 株価, ニュース, レポート)は、持ち株会社傘下の大丸と松坂屋を個別に

集計している。

 

  (ロイター日本語ニュース 児玉成夫記者)

 
 

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