UPDATE2: 英TCIがJパワー<9513.T>総会に増配など5つの株主提案、不採用なら社長再選に反対
[東京 17日 ロイター] 英投資ファンドのザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(TCI)は17日、電源開発(Jパワー)(9513.T: 株価, ニュース, レポート)に対し、年間配当の倍増を含む5つの株主提案を行ったと発表した。TCIは5提案を6月の定時株主総会で、株主からの議案として提出する。Jパワーの中垣喜彦社長には、これら提案の採用を求め、仮に積極的な姿勢がみられなければ、株主総会で社長の再選に反対票を投じる方針を示した。
株主提案でTCIは、1)持ち合いを含む株式投資総額を50億円に制限する定款変更、2)最低3人の社外取締役枠を設定する定款変更、3)総額700億円の自社株取得枠の設定──のほか、2通りの配当引き上げ案を出した。会社側の配当の予想は年間60円。これに対して、年間配当120円・年間配当80円の2通りの案を出して、他の株主が選択できるようにするという。
TCIは、これら5つの提案について、Jパワーの6月の株主総会で、株主議案として提出する。TCIのアジア代表、ジョン・ホー氏は17日の記者会見で、これら5提案について「これまでJパワーに求めてきた提案を包括的にまとめたもの」と説明した。
一方でTCIは、会社側が積極的に5提案を採用しない場合は「現社長の再選を否定せざるを得ない」として、株主総会で中垣社長の再任に反対する考えを示した。ただ、その際でも、他の取締役の再選には賛成するという。
ジョン・ホー氏は会見で、Jパワーの持ち合い株式が2007年3月末で680億円にのぼっていることを指摘。自社株取得枠の700億円は、持ち合いと同額にしたものだと説明したうえで「他社の株を買うのではなく、自社に投資する考えを持ったほうがいい」と語った。
さらに、年間配当120円は、金額にすると200億円になることを指摘したうえで「持ち合い株への投資額を考えると大きな金額ではない」と述べた。さらに、配当を引き上げることによって、Jパワーの送電線など基幹設備の維持・補修が損なわれるとの懸念に対しては「配当は、維持・補修のコストを差し引いた利益から支払われる」と反論し、設備の維持・補修に影響はないとの考えを示した。
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