UPDATE3: クレジット市場動向=URBAN<8868.T>SBに額面大きく下回る気配、CDS指数小動き
<対国債スプレッド>
政保債(公営)10年 7.5─ 8bp 銀行債(みずほ)5年 24─25bp
地方債(都債)10年 9.0─10bp 電力債(東電)10年 18─19bp
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[東京 30日 ロイター] 一般債市場では、アーバンコーポレイション(8868.T: 株価, ニュース, レポート)
<0#8868=JFI>の国内普通社債(SB)に額面100円を大きく下回る気配が観測された。
同社第1回債(償還2009年12月)の気配は45円ビッド、70円オファー。スルガ
コーポレーション1880.T<0#1880=JFI>がデフォルト(債務不履行)に陥ったことで、マ
ーケットでは、格付けの低いSBの信用力に対する警戒感が強まっている。クレジット・
デフォルト・スワップ(CDS)市場では、指標となるiTraxxJapanシリーズ
9<ITXCK5JA=GFI>のプレミアムは小動き。今週は内外ともに、重要な経済指標の発表やイ
ベントが相次ぐため、投資家は積極的な取引を控えた。プレミアムは140ベーシスポイ
ント(bp)と、前週末と同水準の横ばい圏で推移した。
アーバンコーポレイションのSB気配について、ある国内証券のアナリストは「27日
とほぼ同じになった。当面は、低水準にとどまろう」と述べた。スルガコーポレーション
の第2回債(2010年3月)の気配は40円ビッド、65円オファー。スルガコーポレ
ーションは7月1日、社債権者を含めた債権者説明会を行う予定にある。
ムーディーズ・インベスターズ・サービスは30日、日本政府の円建て国内債券(日本
国債)の格付けをA1からAa3に引き上げた。格付けの見通しは安定的。ムーディーズ
のシニア・バイス・プレジデントのトーマス・バーン氏によると、今回の格上げは、継続
的な財政引き締め、財政再建の取り組みへの期待などを背景としている。
日本国債の格上げについて、別の国内証券のアナリストは「マーケットで、本来は積極
的に評価される材料だが、一般債への影響は限られた。日本の景況感が、あまり良くない
局面での発表に多少違和感を持った」と話した。
6月に発行されたSBは50銘柄で、発行総額は9370億円となった(払い込みベー
ス)。5月の発行総額6600億円に比べ、率にして41.97%、額では2770億円
増えた。発行件数が50銘柄を超えたのは、2007年9月発行の53銘柄以来、9カ月
ぶり。発行件数が増加した理由について、ある大手証券の起債関係者は「6月の前半は、
金利に先高観があったことから、資金調達を急ぐ企業は、少しでも安いコストで発行しよ
うと前倒しの起債に踏み切った」と述べた。
CDS市場では、指標となるiTraxxJapanシリーズ9のプレミアムは小動
き。プレミアムは30日、140bp、141bpと、前週末と同水準の横ばい圏で推移
した。プレミアムが小動きとなったシリーズ9について、ある銀行系証券のクレジットア
ナリストは「今週は内外ともに、重要経済指標の発表やイベントが相次ぐため、投資家は
積極的な取引を控えた」と述べた。マーケットでは、7月1日発表の6月日銀短観、3日
発表の6月米雇用統計、3日の欧州中央銀行(ECB)理事会での金融政策に注目してい
る。
消費者金融のプレミアムの上昇は続いている。アイフル(8515.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8515=JFI>の5年は
27日から55bpワイドの555bp、同3年は50bp程度ワイドの580bp、武
富士(8564.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8564=JFI>の3年は30bp程度ワイドの485bpと480bpで取引
された。アコム(8572.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8572=JFI>の4年も230bpと、ワイドな水準での取引。「
消費者金融を対象に信用リスクを回避する取引が勢いを増している」(大手証券)との指
摘が出ていた。
個別では、ブリヂストン(5108.T: 株価, ニュース, レポート)<0#5108=JFI>が42bp、三井不動産(8801.T: 株価, ニュース, レポート)
<0#8801=JFI>が62bpと各横ばい。近畿日本鉄道(9041.T: 株価, ニュース, レポート)<0#9041=JFI>は90bp、
住友金属工業(5405.T: 株価, ニュース, レポート)<0#5405=JFI>の3年は61bp、三菱電機(6503.T: 株価, ニュース, レポート)<0#6503=JFI>の
3年が40bp、同4年が45bp、ニコン(7731.T: 株価, ニュース, レポート)<0#7731=JFI>が45bp、王子製紙
(3861.T: 株価, ニュース, レポート)<0#3861=JFI>が70bpとなった。
気配はオリックス(8591.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8591=JFI>が205─260bp、ドル建て劣後で三井住
友銀行<0#8412=JFI>が130─150bp、三菱東京UFJ銀行<0#8315=JFI>が120─
155bp、みずほコーポレート銀行<0#8310=JFI>が130─170bpと、いずれもワ
イドな水準。
<CP発行市場>
CP市場の発行総額は200億円程度にとどまった。発行レートは期間の短い物が小幅
低下。a1+格の電力・50億円(7月上旬期日、0.64%台半ば)、a1格のその他
金融・60億円(10月上旬期日、0.74%台後半)、a1格の食料品・20億円
(7月中旬期日、0.69%台後半)などの発行が観測されている。
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