UPDATE3: クレジット市場動向=ソフトバンク<9984.T>SBにワイドな気配、CDS指数は大幅上昇
<対国債スプレッド>
政保債(公営)10年 7.5─ 8bp 銀行債(みずほ)5年 19─20bp
地方債(都債)10年 12.0─13bp 電力債(東電)10年 18─19bp
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[東京 26日 ロイター] 一般債市場では、ソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)<0#9984=JFI>の
国内普通社債(SB)にワイドな気配が観測された。マーケットでは、ソフトバンクが無
議決権優先株式を発行するための定款変更の株主総会への付議を取りやめたことを再び材
料視している。オファーは残存期間6年で275ベーシスポイント(bp)となった。ク
レジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、指標となるiTraxxJapa
nシリーズ9ITXCK5JA=GFIのプレミアムが大幅に上昇した。東京株式市場で日経平均
.N225が急反落となったことから、クレジットリスクを回避するプロテクションの買い
を勢いづかせた。
ソフトバンクのSBについて、ある国内証券のアナリストは「無議決権優先株式を発行
するための定款変更の株主総会への付議を取りやめたことで、自己資本比率の改善や、資
金調達方法の多様化に期待していた投資家に失望感が出ている。スプレッドのタイト化は
期待しづらい」と述べた。
ソフトバンクは20日、株主から株価への影響を懸念する声が上がったことから、無議
決権優先株式を発行するために予定していた定款変更の株主総会への付議を取りやめると
発表した。
住宅金融支援機構は26日、利率2.31%、スプレッド58bpで貸付債権担保第
14回住宅金融支援機構債券(資産担保証券)<0#0943=JFI>の発行条件を決定した。格付
けはAAA(S&P)、AAA(R&I)。売れ行きについて、マーケットでは、スプレ
ッドの厚みを評価した投資家からの需要が強く順調に消化されたとみている。住宅金融支
援機構14回債について「運用の対象とした。格付けから判断して、スプレッドに厚み
がある」(投信投資顧問)との声が聞かれた。
27日はSBの起債ラッシュとなる。全日本空輸(9202.T: 株価, ニュース, レポート)<0#9202=JFI>、日新製鋼
(5407.T: 株価, ニュース, レポート)<0#5407=JFI>などがSBの利率などの発行条件を決める方向にある。全日本空輸
が26日、投資家に向けて実施しているマーケティングのスプレッドレンジは、LIBO
R(ロンドン銀行間貸出金利)に対して5年債が25─26bp、10年債が43─45
bpを上乗せした水準となっている。
CDS市場では、指標となるiTraxxJapanシリーズ9のプレミアムが大幅に
上昇した。プレミアムは26日、23日から10bp上昇の89bpで取引された。プレ
ミアムについて、ある国内証券のクレジットアナリストは「原油先物価格が高騰している
ため、マーケットでは、インフレに対する警戒を一段と強めている。23日の米株安に加
え、欧米クレジット市場がワイド化したことに連動した」と述べた。26日の東京株式市
場で日経平均.N225が急反落となったことも、クレジットリスクを回避するプロテクシ
ョ
ンの買いを勢いづかせた。
マーケットでは、シリーズ9のプレミアムが60─80bpのレンジを上に抜けたこと
に注目している。「米国のクレジット危機の最悪期は脱したとの見方から、信用リスクを
取るプロテクションの売りに傾きつつあった投資家のポジションが、原油先物価格の高騰
によるインフレ警戒から株が下がる局面では、信用リスクを回避するプロテクションの
買いのポジションを取らざるを得なくなっている」(大手証券)との指摘が出ていた。
個別にワイド化するものが目立った。アイフル(8515.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8515=JFI>は23日から40
bpワイドの280bp、オリックス(8591.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8591=JFI>が15─20bpワイドの
112bp、大和証券グループ本社(8601.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8601=JFI>が5bp程度ワイドの50bp
で、それぞれ取引された。松下電工(6991.T: 株価, ニュース, レポート)<0#6991=JFI>が22bp、三菱地所(8802.T: 株価, ニュース, レポート)
<0#8802=JFI>が27bp、ニチレイ(2871.T: 株価, ニュース, レポート)<0#2871=JFI>が25bpでの取引。
気配は、消費者金融が軒並みワイドになった。アコム(8572.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8572=JFI>、プロミス
(8574.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8574=JFI>が各120─140bp、武富士(8564.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8564=JFI>が245─
265bpと、いずれも23日から15─20bpワイド化した。銀行はドル建て劣後で
、
三井住友銀行<0#8412=JFI>が60─90bp、みずほコーポレート銀行<0#8310=JFI>が
70─100bpと、ワイドな水準。輸出関連もソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)<0#6758=JFI>が25─
38bp、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)<0#7203=JFI>が20─25bpとオファーがワイド化し
た。ブリヂストン(5108.T: 株価, ニュース, レポート)<0#5108=JFI>は26─37bp、大成建設(1801.T: 株価, ニュース, レポート)
<0#1801=JFI>は95─135bpとワイドな気配。
<CP発行市場>
CP市場の発行総額は1600億円程度となった。発行レートは横ばい。a1+格の鉄
鋼・60億円(6月下旬期日、0.61%台前半)、a1+格の電力・100億円(7月
下旬期日、0.60%台前半)、J1格の不動産・100億円(8月上旬期日、0.64
%近辺)などの発行が観測されている。
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