UPDATE3: クレジット市場動向=パシフィックHD<8902.T>SB買い気配、消費者金融CDSタイト化
<対国債スプレッド>
政保債(公営)10年 7.5─ 8bp 銀行債(みずほ)5年 24─25bp
地方債(都債)10年 9.0─10bp 電力債(東電)10年 20─21bp
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[東京 14日 ロイター] 一般債市場では、パシフィックホールディングス
(8902.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8902=JFI>の国内普通社債(SB)に買い気配が観測された。ビッドは第3回
SB(償還2012年3月)で額面100円に対して50円。パシフィックホールディン
グスが11日、財務健全化のため、大和証券グループ本社(8601.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8601=JFI>による資
本参加に向けて、交渉を行っていくことで基本合意したことを評価した。クレジット・デ
フォルト・スワップ(CDS)市場では、消費者金融がタイト化した。米財務省と連邦準
備理事会(FRB)が13日に打ち出した政府系住宅金融機関(GSE)への支援策が、
信用収縮への懸念を和らげたことで消費者金融など多くのセクターのプレミアムが低下し
た。
パシフィックホールディングスのSBについて、ある銀行系証券のディーラーは「資本
参加する大和証券グループ本社の信用力に期待した投資家がビッドを入れた」と指摘。マ
ーケットでは、パシフィックホールディングスが15日に発表する2008年5月期中間
決算の内容に注目している。格付投資情報センター(R&I)は11日、パシフィックホ
ールディングスの格付けBBB─の方向性を安定的からポジティブに変更した。
JR東日本(9020.T: 株価, ニュース, レポート)<0#9020=JFI>は15日、期間10年・20年、発行予定総額500
億円のSBの利率など発行条件を決める方向にある。投資家に向けて14日実施されてい
るマーケティングのスプレッドは、10年債が第294回国債流通利回り<0#JPTSY=JBTC>
に20ベーシスポイント(bp)、20年債が第102回国債に17bpを上乗せした水
準となっている。東京都<0#0100=JFI>も15日に10年・300億円の地方債を起債する
予定。
CDS市場では、消費者金融がタイト化した。米財務省とFRBが13日に打ち出した
GSEへの支援策が、信用収縮への懸念を和らげたことで消費者金融など多くのセクター
のプレミアムが低下した。気配は、アイフル(8515.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8515=JFI>が710─760bp
アコム(8572.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8572=JFI>が250─290bp、武富士(8564.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8564=JFI>の2
年が630─680bp、同3年が630bpオファーと、タイトな水準となった。
個別取引もタイト化するものが目立った。ホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)が40bpと38bp、新日
本製鉄(5401.T: 株価, ニュース, レポート)<0#5401=JFI>が45bp、ソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)<0#9984=JFI>が500b
pと510bp、ブリヂストン(5108.T: 株価, ニュース, レポート)<0#5108=JFI>が35bpと、タイトな水準で取引
された。IHI(7013.T: 株価, ニュース, レポート)<0#7013=JFI>の3年は150bpでの取引。
一方、新生銀行(8303.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8303=JFI>のドル建て劣後は400─500bpと、ワイド
な気配がみられた。「事業リスクが高い消費者金融ビジネスへの経営参加に対して、マー
ケットでは不安な見方も出ていた」(銀行系証券)との声が聞かれた。新生銀行は11日
米ゼネラル・エレクトリック(GE)(GE.N: 株価, 企業情報, レポート)が日本で展開する個人向け金融サービス事
業「GEコンシューマー・ファイナンス」(東京都港区)を5800億円で買収すると発
表した。
iTraxxJapanシリーズ9<ITXCK5JA=GFI>のプレミアムは14日、前週末から
9bp低下となる131bpまでタイト化した。プレミアムは6月26日以来の水準とな
った。
GSE支援策について、トヨタアセットマネジメント・投資戦略部シニアストラテジス
トの濱崎優氏は「経営破たんが回避されるという点で信用不安の拡大に歯止めをかける効
果が期待できる。日本のCDS市場は、米政府のクレジット危機回避への強い表明を素直
に評価し、目先タイト化の方向で推移する可能性が高い」とみている。一方、UBS証券
・債券本部証券化商品アナリストの鈴木美和氏は「米国の信用不安を払しょくできるだけ
の十分な内容と判断するのは早計で、一時的なタイト化にとどまる可能性がある。今後の
プレミアムの方向性を見通す上で、支援策の成果を見届ける必要があるほか、今週発表が
相次ぐ米金融機関の第2・四半期決算の内容が焦点となる」と述べた。
<CP発行市場>
CP市場の発行総額は1700億円程度となった。発行レートは小幅上昇。a1+格の
その他金融・100億円(8月上旬期日、0.65%超)、a1格の別のその他金融・1
50億円(10月中旬期日、0.762%近辺)、a1+格の鉄鋼・320億円(9月上
旬期日、0.665%割れ)などの発行が観測されている。
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