UPDATE2: 08年4―12月期は通期予想の範囲で推移、追加増資は考えていない=北山・三井住友FG社長

2009年 01月 7日 18:08 JST
 
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 [東京 7日 ロイター] 三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)の北山禎介社長は7日、ロイターとのインタビューで、2008年4―12月期業績について、2009年3月期業績予想から大きく外れる状況ではないと語った。クレジットコストは海外向け貸出で引当金の積み増しが発生しているが、通期で想定している3700億円を若干上回る程度の見通しだという。

 三井住友FGの09年3月期予想は当期利益が前年同期比61%減の1800億円の見通しだが、北山社長は3月末の株価水準次第で上下する可能性を指摘しながらも、「(4―12月期業績は)そんなに大きく外れていない」と述べ、足元の業績は計画の範囲内で推移していると説明した。同社の業績予想の前提は日経平均株価で9000円程度となっている。

 売上高に当たる業務粗利益は「トータルでは計画通りに推移している」と指摘。個人部門などは不振だが、金利低下局面で市場営業部門が増益になっているほか、海外部門も好調だとした。クレジットコストについては「通期で想定している3700億円から若干上振れるリスクがある」と説明。国内のクレジットコストは想定の範囲内で推移しているが、海外向け貸出で債務者区分の引き下げによるコストが膨らんでいるとした。

 すでに総額約7000億円の優先出資証券による増資を決めているが、追加増資の必要性については「現状、必要性はなく考えてない」と述べた。三井住友は今年1月に2838億円、6月に3400億円の優先出資証券の償還を迎えるが、「08年から実施した調達で、10年前に発行した8300億円の償還への対応は済んだ」と説明した。08年2月から7月にかけて約5000億円の優先出資証券を発行しており、今回の7000億円を含めると合計1兆2000億円となる資本増強を踏まえ、「リスクバッファーや貸出余力という意味では、新たな資本増強は必要ない」と強調した。普通株増資についても「単なるリスクバッファーとして取るのではなく、成長戦略が必要。現状で考えてない」と述べた。

 <バークレイズへの1050億円出資、12月期での減損は回避>

 三井住友は08年に英銀大手バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)の普通株式を1株296ペンスで引き受け、総額5億ポンド(約1050億円)を出資したが、バークレイズの株価は12月にかけて大きく下落している。北山社長は減損処理の可能性について「150ペンス程度の減損ポイントをぎりぎり上回っており、減損対象にはならない」と語り、4―12月期での損失計上はないとの見通しを示した。

 バークレイズとの業務提携の内容については「現在詰めている。3月から4月にかけて具体的な内容を発表できると思う」と述べた。

 

 *インタビューの一問一答は、8日に送信します。

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 (ロイター日本語ニュース 布施太郎記者)

 
 

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