UPDATE2: クレジット市場動向=政地債・電力などに利益確定売り、CDS指数180bp台にワイド化
<対国債スプレッド>
政保債(地方公)10年 5.5─6.0bp 銀行債(みずほ)5年 34─35bp
地方債(都債) 10年 9.0─ 10bp 電力債(東電)10年 15─16bp
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[東京 23日 ロイター] 一般債市場では、金利が大幅に低下(価格は上昇)した
ことで、独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構(高速道路機構)<0#0905=JFI>な
ど政府保証債、東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)<0#9501=JFI>などの国内普通社債(SB)に利益を確定
させる売りが優勢となった。オファーは残存期間6年の高速道路機構で国債流通利回りプ
ラス8ベーシスポイント(bp)程度、同9年の東京電力で国債プラス11.5bp程度。
地方債、財投機関債なども売りの対象となった。
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で指標となるiTraxxJapa
nシリーズ11ITJJP5Y=GFがワイド化した。プレミアムは180bp、179bp、
182bpと、前日の引け値(171bp)から11bpワイドな水準で取引される局面
があった。22日の海外クレジット市場がワイド化したことに加え、23日の東京株式市
場で日経平均.N225が前日比一時300円超の大幅下落となったことを材料視した。
高速道路機構の政保債、東京電力SBの利益確定の売りについて、ある国内証券のディ
ーラーは「10年国債流通利回りが1.405%まで低下したことで、投資家は利益を確
定させる売りを出した」と指摘。需給を悪化させるほどの売りではないことから、スプレ
ッドをワイド化させるまで至らなかったとの見方があった。
プロミス(8574.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8574=JFI>の第41回SB(償還2013年10月)にLIBOR
(ロンドン銀行間貸出金利)プラス580bpオファー、650bpビッドの気配が観測
された。22日はLIBORプラス550bpオファー、600bpビッドの気配が出て
いた。
ジュピターテレコム(4817.Q: 株価, ニュース, レポート)は23日、期間5年、発行額100億円、利率1.51%、
発行価格100円、スプレッドLIBORプラス55bpでSBの発行条件を決めた。
マーケットでは、スプレッドに厚みがあると判断した投資家からの需要が積み上がり、順
調に消化したとみている。「発行額が100億円と少ないことが良かった。初回債という
ことでポートフォリオに組み入れやすさがある」(投信投資顧問)との見方が出ていた。
主な販売先は、生保、地銀、信託、投信投資顧問、信金、信組、信連などとなった。
豪保険大手のサンコープ・メトウェイ(SUN.AX: 株価, 企業情報, レポート)は24日にも、期間2年・発行予定額
130億円の変動利付きサムライ債(円建て外債)の利率など発行条件を決める見通し。
投資家に向けて実施されているマーケティングのスプレッドはLIBORに30bp上乗
せされた水準が提示されている。
<ノンバンクCDSがワイド化>
CDS市場でプロミス(8574.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8574=JFI>の3年が395bp、5年が400bpと
405bp、アコム(8572.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8572=JFI>が150bp、オリックス(8591.T: 株価, ニュース, レポート)
<0#8591=JFI>が590bpとワイドな水準で取引された。「指数がワイド化したことで、
海外投資家が取引しやすいノンバンクセクターを対象にプロテクションの買い意欲を高め
た」(外資系証券)との指摘があった。ノンバンクはSBの売り物が多いだけに、CDS
もワイド化圧力がかかりやすい面がある。
日産自動車(7201.T: 株価, ニュース, レポート)<0#7201=JFI>の4年が165bpとワイドな水準で取引が成立した。
強いビッドが観測されていた海外市場に連動して国内市場もワイド化したとの見方が出て
いた。
このほか、ブリヂストン(5108.T: 株価, ニュース, レポート)<0#5108=JFI>、JT(2914.T: 株価, ニュース, レポート)<0#2914=JFI>、新日本製
鉄(5401.T: 株価, ニュース, レポート)<0#5401=JFI>の4年が各40bp、東芝(6502.T: 株価, ニュース, レポート)<0#6502=JFI>が180bp、
伊藤忠商事(8001.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8001=JFI>の3年が135bp、川崎汽船(9107.T: 株価, ニュース, レポート)<0#9107=JFI>の
2年が60bpでそれそれ取引された。
<CP発行総額は4600億円程度>
CPの発行総額は4600億円程度に膨らんだ。発行レートは小幅上昇。a1+格の電
力が300億円(7月上旬期日、0.14%台半ば)、a1格の化学が200億円(10
月上旬期日、0.18%近辺)、a1格の輸送用機器が130億円(12月中旬期日、
0.30%近辺)などの発行が観測された。
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