再送:〔アングル〕5月百貨店売上高は15カ月連続減へ、6月は新型インフルエンザの影響薄らぐ
*この記事は9日に配信しました。
[東京 9日 ロイター] ロイターが実施した聞き取り調査によると、日本百貨店協
会が今月発表する5月の全国百貨店売上高は、高額品や衣料品を中心に厳しい状況が続き、
15カ月連続で前年割れとなる見込み。5月は関西を中心に新型インフルエンザの悪影響
が出たものの、6月上旬はその影響はかなり薄れているという。
5月は引き続き高額品や衣料品が苦戦したほか「5月後半に入って新型インフルエンザ
の影響により神戸・大阪地区店舗を中心に入店客数が激減した」(大丸)という。
聞き取り調査の結果、前月よりもマイナス幅が縮小した百貨店は1つにとどまっており、
5月の全国百貨店売上高は、4月の前年比11.3%減から再びマイナス幅を拡大する
可能性がある。
一方で、ストールや化粧品といった婦人雑貨に動きが出ており、引き続き前年割れなも
のの「商品によっては回復の兆しが見え始めた」(高島屋)とのコメントがあった。
松屋銀座本店では「銀座の男」市として、期間限定でスーツ2着を2万9800円で売
り出したところ好評で、5月の紳士服売上は前年を上回った。男市ではスーツ下取りも実
施し、処理会社によって電力にリサイクルするなど、企画力が集客増につながる例も出て
いる。
6月上旬については、新型インフルエンザの影響はかなり薄れており、「客足も戻って
きている」(複数の百貨店)との指摘が相次いでいる。
主要百貨店売上高(前年比%、▲はマイナス)
4月 5月速報 6月上旬
伊勢丹(全店) ▲13.0 ▲13.2 ▲20(7日まで)
三越(全店店頭) ▲14.0 ▲14.0 ▲13(7日まで)
高島屋(18店) ▲13.3 ▲13.3 ▲9程度(7日まで)
松屋(8237.T: 株価, ニュース, レポート)(銀座店) ▲15.8 ▲7.2 ▲18(3日まで)
大丸(直営12店) ▲8.7 ▲13.8 前年下回る(8日まで)
松坂屋(直営8店) ▲11.9 ▲16.8 前年下回る(8日まで)
そごう(全店) ▲7.7 ▲12.0 ▲2程度(8日まで)
西武(全店) ▲7.5 ▲12.0 ▲10程度(8日まで)
小田急(新宿店) ▲12.6 前年下回る 前年下回る(8日まで)
*三越伊勢丹ホールディングス(3099.T: 株価, ニュース, レポート)は、持ち株会社傘下の伊勢丹と三越を個別集計。
*J.フロントリテイリング(3086.T: 株価, ニュース, レポート)は持ち株会社傘下の大丸と松坂屋を個別集計。
*ミレニアムリテイリングは、持ち株会社傘下の西武百貨店とそごうを個別集計。
(ロイター日本語ニュース 寺脇 麻理記者)
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