UPDATE2: クレジット市場動向=新発の東京都10年債は販売順調、CDS指数ワイド化
<対国債スプレッド>
政保債(地方公)10年 5.5─6.0bp 銀行債(みずほ)5年 34─35bp
地方債(都債) 10年 9.0─ 10bp 電力債(東電)10年 15─16bp
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[東京 16日 ロイター] 一般債市場では、16日に条件決定された期間10年の
東京都<0#0100=JFI>地方債は順調な販売となった。国債より高い利回りを求める地方投資
家を中心にした堅調な需要に支えられた。クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)
市場で指標となるiTraxxJapanシリーズ11ITJJP5Y=GFのプレミアムは
148ベーシスポイント(bp)、149bp、150bp、153bpと、15日の
引け値(145bp)から8bpワイドな水準で取引される局面があった。マーケットで
は、米CDSのワイド化に加えて、日米株式市場が大幅下落したことを材料視したとみて
いる。ワイド化は急速にタイト化した反動との見方もあった。
東京都債の発行条件は、発行額400億円、利率1.58%、発行価格99円95銭、
応募者利回り1.585%となった。条件決定時のスプレッドは第301回国債利回りプ
ラス10bp。事前のマーケティングでは9.5bp、10bp、10.5bpを提示し
て、1ケタ台の可能性を探ったが「4月、5月に比べてスプレッドを重視する大手投資家
の動きがやや慎重だったとの報告が引受シ団から寄せられた」(代表幹事のみずほコーポ
レート銀行)として、2ケタのスプレッドを確保する格好となった。
15日には愛知県<0#0108=JFI>5年債が国債利回りプラス3bp程度のスプレッドで条
件決定されるなど、急速なタイト化への懸念が強まっていたが「東京都が良識のあるプラ
イシングを行ったことで需給への不安感が薄らいだ」(国内証券)との声が出ている。
みずほコーポレート銀行の担当者は「当行分は、中央・地方の幅広い投資家の需要を集
めて、予約段階で完売のメドがついた。全体でも金利の絶対水準を重視する地方投資家を
中心に堅調な需要があった」と述べた。
<銀行CDSにワイド化圧力>
CDS市場で銀行セクターにワイド化圧力がかかった。ドル建て劣後で、三菱東京UF
J銀行<0#8315=JFI>が72bp、三井住友銀行<0#8412=JFI>が78bp、農林中央金庫<0
#0953=JFI>が130bpで取引された。タイト化しすぎたことに対する警戒感が強まって
いたため、株価の下落によって信用リスクを回避するプロテクションの買いが勢いづいた
との見方が出ていた。「景気底入れに対する期待が先行してタイト化していた面があった
が、その反動が起きた」(外資系証券)との指摘が出ていた。
銀行以外では富士通(6702.T: 株価, ニュース, レポート)<0#6702=JFI>の4年が45bp、JT(2914.T: 株価, ニュース, レポート)
<0#2914=JFI>が34bp、オリックス(8591.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8591=JFI>のドル建て3年が500b
p、アメリカホンダが167bpと180bpで取引された。
アイフル(8515.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8515=JFI>のアップフロント取引の気配が43%ビッド、51%オ
ファーとなった。スタンダード&プアーズ(S&P)が15日、アイフルの長期カウンタ
ーパーティ格付けをBBB─からBBに2ノッチ引き下げたが、16日に限っては格下げ
の影響は限られた。「長期カウンターパーティ格付けをBBB─からBB+に引き下げら
れた武富士(8564.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8564=JFI>についても信用リスクを取るプロテクションの売りに勢
いがある」(別の外資系証券)との指摘があった。
<CPの発行総額は2200億円程度>
CPの発行総額は2200億円程度となった。発行レートは期内物が横ばい、期越え物
については小幅上昇。a1+格の電気機器が300億円(11月中旬期日、0.17%台
後半)、a1+格の電力が360億円(7月下旬期日、0.14%近辺)、a1格のその
他金融が30億円(10月中旬期日、0.27%台後半)などの発行が観測された。
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