UPDATE2: クレジット市場動向=アイフル<8515.T>SBに売り、CDS指数は小幅ワイド
<対国債スプレッド>
政保債(地方公)10年 5.5─6.0bp 銀行債(みずほ)5年 34─35bp
地方債(都債) 10年 9.0─ 10bp 電力債(東電)10年 15─16bp
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[東京 2日 ロイター] 一般債市場では、アイフル(8515.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8515=JFI>の国内普
通社債(SB)に売りが観測された。オファーは第46回債(償還2010年4月)で額
面100円に対して69円。信用力に対する極端な警戒が薄れたことで、投資家が買いの
水準を探る目的で売りを出したとの見方があった。
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で指標となるiTraxxJapa
nシリーズ11ITJJP5Y=GFは181ベーシスポイント(bp)、180bpと前日引け
(179bp)に比べて小幅ワイドな水準で取引が成立した。もっとも6月米雇用統計の
発表などを控えて全般に動意薄の展開となった。
アイフルのSBについて、ある銀行系証券のアナリストは「厳しい収益環境、格下げ圧
力などを考えると、投資家の買いはそう簡単に入りそうにない。ただ、CDSで信用リス
クをヘッジできる証券の中には期間が1年程度ならば保有してもいいと判断しているとこ
ろもある」と指摘。過払い金の利息返還請求が高水準にあること、銀行傘下でないことが
意識されており、買いの動きは限定的との見方が出ていた。
利益を確定させる売りが電力債(SB)を中心に観測された。東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)
<0#9501=JFI>第498回債(償還2012年12月)が国債流通利回りプラス15bp、
同第531回債(償還2017年9月)が国債プラス15.5bp、関西電力(9503.T: 株価, ニュース, レポート)
<0#9503=JFI>第461回債(償還2018年1月)が国債プラス16bp、日本郵船
(9101.T: 株価, ニュース, レポート)<0#9101=JFI>第25回債(償還2026年6月)が国債プラス38bpとなった。
新日本石油(5001.T: 株価, ニュース, レポート)<0#5001=JFI>第27回債(償還2014年6月)には1日と同じ国債
プラス40bpオファー、50bpビッドの気配が出ていた。
エルピーダメモリ(6665.T: 株価, ニュース, レポート)<0#6665=JFI>SBの気配は、第3回債(償還2010年12
月)で90円オファー、第6回債(償還2012年12月)で82円オファーとなった。
CDS市場は閑散。シリーズ11は午後にかけて出合いにくい状況となった。日経平均
が1万円の大台を前にこう着感を強めたこともあり、全般に手掛かり難。6月米雇用統計
発表を受けた米国市場の反応を見極めたいとして積極的な取引が手控えられた。
個別銘柄では銀行のドル建て劣後でワイド化圧力がかかった。三菱東京UFJ銀行
<0#8315=JFI>が110bpと前日比5bp程度の上昇、りそな銀行<0#8319=JFI>が300
bp、305bpと前日気配(245─320bp)に比べてオファー寄りの水準でそれ
ぞれ取引が成立した。
市場では「7月中旬以降に本格化する米金融機関の決算への警戒感が出始めている」
(邦銀)ため、邦銀の健全性に対する懐疑的な見方からプロテクションの買いが先行して
いるとの声もあった。
<CPの発行総額は2200億円程度>
CPの発行総額は2200億円程度となった。発行レートは9月期内物が小幅低下。
a1+格の鉄鋼が300億円(9月上旬期日、0.15%台前半)、a1格の石油が
200億円(10月上旬期日、0.20%近辺)、a1格のその他金融が50億円(9月
上旬期日、0.20%台前半)などの発行が観測された。
(ロイター日本語ニュース 片山 直幸記者 星 裕康記者)
(naoyuki.katayama@thomsonreuters.com;03-6441-1788;ロイターメッセージング
:naoyuki.katayama.reuters.com@reuters.net)
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