UPDATE2: クレジット市場動向=地方債・電力債に利益確定売り、CDS指数は株安でワイド
<対国債スプレッド>
政保債(地方公)10年 5.5─6.0bp 銀行債(みずほ)5年 34─35bp
地方債(都債) 10年 9.0─ 10bp 電力債(東電)10年 14─15bp
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[東京 3日 ロイター] 一般債市場では、金利が低下(価格は上昇)したことか
ら、地方債、電力債(SB)などで利益を確定させる売りが観測された。オファーは神奈
川県<0#0103=JFI>第118回債(償還2012年11月)で国債流通利回りプラス9.2
ベーシスポイント(bp)、残存期間3年半の京都市<0#0152=JFI>で国債プラス10.7
bp、東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)<0#9501=JFI>第498回債(償還2012年12月)と関西電力
(9503.T: 株価, ニュース, レポート)<0#9503=JFI>第461回債(償還2018年1月)で国債プラス15bp、九州
電力(9508.T: 株価, ニュース, レポート)<0#9508=JFI>第394回債(償還2017年9月)で国債プラス16bpだ
った。
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で指標となるiTraxxJapa
nシリーズ11ITJJP5Y=GFは株安を受けてワイド化した。6月米雇用統計が市場予想に
比べて弱かったことをきっかけに世界景気先行きへの楽観論に修正が入った。プレミアム
は一時204bpと5月22日以来の高い水準を付けた。
地方債、電力債について、マーケットでは、10年国債利回りが一時1.320%を付
けるなど金利の一段の低下をきっかけに売り圧力がかかったとみている。「金利の低下ス
ピードが予想以上に速いだけに、投資家に中には機動的に売買できず、様子見したところ
もあった」(銀行系証券)との指摘が出ていた。
7月発行の10年政府保証債の発行条件が3日、利率1.4%、発行価格99円90
銭、応募者利回り1.411%に決まった。スプレッドは利回り曲線でみて国債プラス
4.6bp程度と、6月債より0.3bp程度タイト化した。利率は0.1%の引き下
げ。
3日は、地方債の起債ラッシュとなった。千葉県<0#0120=JFI>、埼玉県<0#0110=JFI>、
広島県<0#0109=JFI>10年債は利率1.46%、発行価格99円93銭、応募者利回り
1.468%、スプレッド第302回国債プラス11bp程度。利回り曲線でみたスプレ
ッドは10.2bp程度。静岡県<0#0107=JFI>5年債は0.77%、99円98銭、
0.774%、第260回国債プラス10bp程度。利回り曲線でみたスプレッドは9b
p近辺。スプレッドは小幅タイト化した。信用力が高い銘柄だけに予約の段階から需要が
積み上がっていたため、無理なく売れたとの見方があった。
CDS市場はワイド化。シリーズ11は朝方、200bpを付けた後に204bpに上
昇した。日中は198bp付近まで水準を戻す場面もあったが、午後には再び203bp
に上昇するなど200bpを挟んだ動きとなった。米雇用統計をきっかけに世界景気先行
きに対する警戒感が浮上。米株安につれて日経平均が一時前日比150円を超す下落とな
ったことを受けてリスクを回避するプロテクション買いが優勢となった。
市場では急激なワイド化で利益確定目的の売りが入る場面があったが、個別銘柄でプロ
テクションの買いが強かったことから、全般にワイド化がかかりやすい展開となった。C
DSは4月以降、信用不安の後退とともに急激にタイト化が進展していたが「現在の水準
からのタイト化余地にも限界があるため、プロテクションを買いたいという市場参加者も
多かったのではないか。日系・外資系を問わず、なかなか売りが出にくい地合いだった」
(邦銀)という。
個別では、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)<0#7203=JFI>が110bp、アコム(8572.T: 株価, ニュース, レポート)
<0#8572=JFI>が210bp、東芝(6502.T: 株価, ニュース, レポート)<0#6502=JFI>が230bp、コニカミノルタ
HD(4902.T: 株価, ニュース, レポート)<0#4902=JFI>が50bpなどで取引が観測された。
<CPの発行総額は700億円程度>
CPの発行総額は700億円程度となった。発行レートは小幅低下。
a1+格の鉄鋼が300億円(9月中旬期日、0.15%近辺)、a1格+の電力が5
0億円(2010年1月上旬期日、0.19%台後半)、a1格のその他金融が50億円
(9月上旬期日、0.21%台前半)などの発行が観測された。
(ロイター日本語ニュース 片山 直幸記者 星 裕康記者)
(naoyuki.katayama@thomsonreuters.com;03-6441-1788;ロイターメッセージング
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