シドニー外為・債券市場=豪ドル下落、米企業決算を懸念
[シドニー 13日 ロイター] 13日のシドニー外国為替市場の豪ドルの対米ドル
相場AUD=D4は、前週末に続いて一段安となった。米企業決算の発表が本格化するのを前
に警戒ムード広がった。米企業決算は早期の景気回復への期待をしぼませる内容になる可
能性があるとアナリストらはみている。
投資家が景気回復を裏付ける材料を待ち受けるなか、アジアやオーストラリアの株価の
ほか、金属、原油など商品(コモディティー)相場が下落した。
コモンウェルス銀行の通貨ストラテジストは「米企業決算シーズンはこれから本格化す
るが、われわれは予想外に悪い内容が出てくる可能性があると考えている」と述べた。
米国ではシティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)、ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)、JPモルガン・チェ
ース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)、IBM(IBM.N: 株価, 企業情報, レポート)、グーグル(GOOG.O: 株価, 企業情報, レポート)などが今週決算を発表する予定。
アナリストらによると、世界的な景気後退が続く限り、幅広い業種で企業利益が打撃を
受ける公算が大きい。このため豪ドルなど高利回り通貨への投資意欲や需要は短期的に
大きく改善する可能性は低いとみられている。コモンウェルス銀行のストラテジストは
「各社の利益が平均的な水準を下回れば、安全資産とされる債券や米ドルに資金が流入し、
他の資産から資金が流出することになろう」と語った。
豪ドル相場は午後4時25分(0625GMT)時点で1豪ドル=0.7746米ドル
と、10日のシドニー市場終盤の0.7808米ドルを下回っている。この日は一時
0.7825米ドルまで買われたが、その後押し戻された。
豪ドルは7月8日に5週間ぶりの安値となる0.7723米ドルをつけた。
豪ドルは対円では1豪ドル=71円40銭と、10日のシドニー市場終盤の72円49
銭を大きく下回っている。日本の個人投資家などが豪ドルのロング(買い持ち)ポジショ
ンを減らす中、豪ドルは7月に入ってから対円で8%以上下落している。
豪債券先物相場は上昇。アジアなどの株価下落に加え、投資家が安全資産に逃避した。
3年債9月限は0.05ポイント高の95.72、10年債9月限は0.07ポイント高
の94.83。
〔豪ドル/米ドル〕
0620GMT 0.7746
0200GMT 0.7794/97
前営業日終値 0.7808/13
〔10年債先物9月限〕(カッコ内は前営業日清算値比)
0620GMT 94.83(+0.07)
0200GMT 94.78(+0.02)
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