UPDATE2: キヤノン<7751.T>、欧州プリンター大手オセを980億円で買収
[東京 16日 ロイター] キヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)は16日、プリンター欧州大手のオランダ・オセ(OCEN.AS: 株価, 企業情報, レポート)社を公開買い付け(TOB)で買収し、連結子会社化すると発表した。買収額は7億3000万ユーロ(約980億円)。キヤノンのM&A(合併・買収)では過去最大。大型印刷機の分野において欧米で高いシェアを持つオセを傘下に収め、プリンターの世界最大手を目指す。
買収について、オセの経営陣からは全会一致で賛同を得ている。TOB価格は1株あたり8.6ユーロ。7億3000万ユーロで全株の取得を目指す。これとは別にオセの優先株式にかかわる預託償還を6500万ユーロ(約87億円)で取得し、必要に応じてオセの有利子負債のリファイナンスを実施する。各国の独占禁止法当局による認可を条件に来年1─3月に公開買い付けを開始する予定。順調に行けば、オセ社の業績は2010年12月期の連結業績に反映される。
オセの08年11月期の売上高は29億ユーロ(約3900億円)。今年9月末の従業員数は2万2000人。記者会見した内田恒二社長は、オセの連結化の時期について、独禁当局の承認を前提とするため「TOBが成立したらできるだけ早く」と述べるにとどめた。
オセは売り上げの4割を占める米国のほか、ドイツ、イギリス、フランス、オランダなどで世界100カ国以上で事業展開し、30以上の国で販売・サービス網を持っている。製品では、カタログやダイレクトメール用のデジタル印刷機や屋外の広告用大判プリンタに強みがある。買収後もオセは、オランダ・フェンロー市に本社を置いて事業を継続し、日米欧での研究開発体制を確立する。
内田社長は、キヤノンがオフィス用の小型機を得意とする一方で、オセが業務用の大型機に強みを持つことを指摘。両社の製品シナジー(相乗効果)によって「プリンティング業界で(世界)ナンバー1を目指す」と述べた。
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(ロイター日本語ニュース 村井 令二)
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